学科ニュース

看護の日

2020/05/15看護学科

 5月12日は何の日かご存知ですか。そうですこの日は、「看護の日」です。
近代看護の母と言われているフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ制定されました。皆さんは、あまりナイチンゲールについては知らないと思いますが、今年が生誕200年で彼女の看護に対する功績が見直されています。
 フローレンス・ナイチンゲールはイギリス人で家族とともにイタリアを観光旅行し、生まれたのがイタリアのフローレンス(現在はフィレンチェ)でした。それでその都市の名前を取って名付けられたそうです。33歳の時にクリミア戦争(1853-1856、ロシアとオスマントルコの戦争に英仏が介入)に看護師として従軍し、負傷兵に対する献身的な看護をしたことで有名です。しかし、ナイチンゲールのすごいところは、統計学的なアプローチを用いて野戦病院を改良し、病院での死亡率を42.0%から2.2%へ減らした事です。まだ、細菌やウイルスが発見されていない時の話です。帰国後は、自分が感染症になりベッド上で過ごすことになりますが、有名な「看護覚え書き」や「看護学校の設立」等を精力的に行います。彼女が残した功績は現在の看護に引き続かれています。
 ナイチンゲールについて知らない人は、「ナイチンゲール伝図説看護覚え書きとともに」/医学書院/著者 茨木保 を読んでみることをお勧めします。漫画なのでとても読みやすいです。


【世界で2つと言われているナイチンゲール像】
 兵庫県川西市花屋敷にあります。
 5月12日には多くの人が献花に訪れるそうです。
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