学科ニュース
新しい福祉学科ではじまる高度専門科目の紹介9 患者や家族への支援を行う福祉専門職、“医療ソーシャルワーカー”を目指す
2020/10/31福祉学科
今回、高度専門科目紹介第9弾は「医療ソーシャルワーク特講」になります。では、担当の松井先生より紹介していただきます。
松井先生:
“医療ソーシャルワーカー”とは、保健医療機関で社会福祉の立場から患者やその家族がかかえる経済的、心理的・社会的問題を解決し、求められる調整を援助し、社会復帰の促進を図ることを業務とする専門職です。
活躍の場は、病院や保健施設はもちろんのこと、近年は地域での役割が期待されています。
ですが、医療ソーシャルワーカーが医療の世界で認められてまだ日は浅く、その専門性の確立はこれからだといえます。だからこそ、医療ソーシャルワーカーを目指す学生が、専門性を考えることの意義は大きいのではないのでしょうか。
医療ソーシャルワーク特講では、ケースワークの力(情報収集力、アセスメント力、面接技術力など)はもちろんのこと、地域の中でのアドボケイト力(擁護者・支持者としての力量)、多職種や多機関とのネットワーク力などを実践的に学ぶため、施設や地域に赴き、専門性を問う第一歩を見い出したいと思っています。