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経営学科教員リレーBlog 2020_14(佐藤幹)就職後5年たったら中小企業診断士試験

2021/01/26経営学科
今回は、佐藤幹先生です。
会計の分野でご活躍で、学生には、検定の指導もされています。
それではお願いします。

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 卒業したゼミ生のおかげで中小企業診断士試験なるものが,どのようなものであるか調べる機会を得た。経営コンサルタントを目指す者だけでなく,企業で働く者,特に金融機関で働く者にとって,非常に役に立つ知識とノウハウが身につく試験であると分かった。

 今までの私の授業を受けた学生には,本当に恐縮であるが,もっと早くにこの試験の内容を把握していれば,原価計算論も管理会計論も経営分析も,もっと実務に役に立つものにできていたのにと悔やまれる。具体的にはこの試験の科目のうち,「運営管理」の生産管理論や「財務・会計」の財務管理論である。3月末で定年退職となるので,他校の非常勤講師として中小企業診断士試験の内容を活かした講義をしていきたい。

 興味がわいたら,私が買い揃えた中小企業診断士試験用の書籍を図書館でみて欲しい。また,少し堅苦しいが経営学部の大学紀要である『経営研究』の20213月号に雑録として,「資格試験の受験指導実践報告―中小企業診断士試験と公認会計士試験―」というものを掲載してもらう予定となっていて,4月以降に本学のHPからご覧いただけるので,ぜひ読んでもらえればと思う。

 少し残念なのはこれまでの経営学部のカリキュラムには,この試験の科目のうち学習できない分野のものが少なからずあることである。会社法やファイナンスは断片的にしか教授できなかったし,本格的なミクロ経済学やマクロ経済学を勉強する機会を持てなかっただろう。

 しかし,やる気があれば独学でも合格できる試験であるし,受験勉強をするだけでも必ず仕事の役に立つであろう。頑張れ諸君!


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ありがとうございました。
興味のある学生は、ぜひ、卒業後5年経ったときには考えてみてください。

それでは、次回をお楽しみに。
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