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地域福祉課題解決演習Part2  in 府中市上下町その1(11月28日・日曜) 【福祉学科】

2021/12/21福祉学科

地域福祉課題解決演習Part2  in 府中市上下町その1(11月28日・日曜)


先日の島根県邑南町に引き続いて、社会福祉士の資格取得を目指す2・3年生9名が府中市上下町を訪れました。邑南町同様に2泊3日の予定でしたが、コロナ禍のため日帰りに予定を変更し実施しました。


 当日はまず、上下まちなみガイドさんの案内で「白壁の街並み」を散策しながら、上下町の歴史や地域性についての話を伺いました。上下にはなぜ白壁・なまこ壁が多いのか、江戸時代からの街並みをどのようにして守っているのかなどのお話を、ユーモアを交えて楽しく教えていただきました。そして、昼食は町屋を改修した宿泊所「天領上下」にて、南農産グループの方々が作ってくださったお弁当をいただきました。

  

 

午後からは、上下町矢野地区の「おたすけレンジャー」という地域住民相互の助け合い組織の取り組みについて、組織の立ち上げから活動内容などのお話を伺いました。この取り組みは高齢者への支援に限らず、全住民を対象としており誰でも助けを求められることができるのが特徴でした。お話を伺った後、同地区の「雌鹿(めじか)グループ」が行っている餅つきの「おたすけレンジャー」のお手伝いをしました。ご褒美として、つきたてのピーナッツ餅をいただき、次の体験に移動しました。

最後の体験は、府中北市民病院の中井訓治院長による、上下町の高齢化に対する取り組みについての講話でした。介護を提供する側も高齢化しており、上下町内の訪問介護員の平均年齢が高くなっていること、中高生向けに医療・福祉の出張講座を設けていることなどを伺いました。

コロナ禍の現状では、なかなか実際の現場から学ぶ機会が限られますが、実際に足を運び、目で見て学ぶことは大きな意義があることを参加した学生は感じたようです。

ご協力いただいた地域の皆さん、府中北市民病院の皆さん、社会福祉協議会の皆さん、ありがとうございました。

 

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