学科ニュース

外部資金獲得教員の紹介(2)

2016/05/25経営学科
経営学科では、日本学術振興会科学研究費補助金など、外部からの研究資金を獲得している教員がいます。
前回に続き、どんな研究なのかを紹介します。

徐 恩之 講師

日本学術振興会科学研究費補助金 若手研究B 平成27年度~平成30年度
「企業ブランド管理における社内メンバー間の認識不一致に関する研究」
徐 恩之(代表研究者)https://kaken.nii.ac.jp/d/p/15K21549.ja.html

 企業ブランドは、一貫性のあるマーケティング活動を行う上で、重要な経営資源となる。
しかし、一つの企業の中で働くメンバー間でも、企業ブランドに関する認識の不一致が発生し、
この認識の不一致をどのように管理するかによって企業ブランドの成果が変わる可能性がある。

本研究は、企業ブランドの成果を高める方法を明らかにすることを目的にする。
つまり、いかにして職能部門間、親会社と海外統括本社間で、企業ブランドに関する認識不一致が発生するのか、
そして、企業ブランドに関するメンバー間の認知不一致を、いかに企業ブランド成果を高めるために管理していくべきであるのかを、調査を通じて明確にするものである。

日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究B 平成25年度〜平成29年度
「小売企業の仕入活動におけるプロセス革新と仕入れ先企業への関係管理の展開」
高嶋克義(代表研究者)https://kaken.nii.ac.jp/d/p/25285132.ja.html

 多様化する消費者需要とライフサイクルに合わせて、小売企業はより革新的な仕入れ活動やプロセスの改善を進めている。本研究は、小売企業の競争優位の条件を、企業組織の仕入れ活動や商品部門と店舗部門間の情報交換の方法、仕入れ先企業との関係管理に焦点を当て、現代の小売企業の経営の在り方を明らかにするものである。

二国間交流事業共同研究 平成27年度~平成29年度
「国際市場におけるマーケティング戦略と国内市場の整合性:日本と韓国の製造企業の比較」
高嶋克義(代表研究者)

 現代の製造業において国際市場での効果的なマーケティング戦略の実行の問題は重要な課題となっている。
本研究では、日本と韓国の製造企業における本国での基本戦略と進出国での国際マーケティング戦略の選択がどのように行われているか、
その組み合わせを規定するのは、どのような市場環境や経営資源・組織能力であるのか、そして、これらの戦略の選択や整合性が企業の経営成果にどのように影響しているのか
という問題を捉え、日本と韓国の製造企業から収集した質問票調査データに基づく実証分析を通じて、これらの問題を解明することをめざす。

徐先生は、代表研究者としてと、分担研究者としての研究を抱えておられ、大変精力的に動かれています。


続く。

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