福祉健康学部福祉学科Department of Welfare Science

充実の体制で、自分らしく人を支える力を養う

一人ひとりに合ったキャリアで福祉の学びが活かせるように、目指すキャリアに基づいて選べる高度専門科目と必要な資格取得のためのサポート体制があります。日々の学びも一人ひとりに目を向けられる少人数制を徹底し、人に寄り添い支える力をしっかりと養います。

福祉学科の学びのポイント

1目指すキャリアに合わせて選ぶ
資格とカリキュラム

各学生の目指すキャリアに合わせて選べる資格とカリキュラムがあります。「社会福祉士」と「介護福祉士」の国家試験の受験資格が取得可能であり、さらにソーシャルワーカーとしての専門性を高めるために、さまざまな高度専門科目群を配置し、福祉専門職としてのキャリアを広げることができます。

★2023差し替え

2一人ひとりのなりたいに応える
国家資格対策

一人ひとりのキャリアへつなげるための国家試験対策を展開しています。WEBシステムによる模擬試験、外部講師による特別講義、本学科教員による日常的な国家試験支援体制を活用して、万全の状態で試験に挑むことができます。令和5年度は、社会福祉士国家試験の合格率は、63.2%で4年連続60%以上。介護福祉士国家試験の合格率は、7年連続100%となっています。

34年間の
少人数教育で深める学び

広島県の社会福祉士を養成する私立大学で、もっとも手厚い少人数教育を行っています。令和6年5月現在の教員一人当たりの学生数は7.8人で、担任制のもと徹底した少人数教育を行なっています。

少人数ゼミで深める専門性

1~2年では「基礎演習」で大学での勉強法を学びます。基礎演習Ⅰの前期では、目指す資格やキャリアを考えるために、卒業生や福祉現場で働いている専門職からの生の声を聴きます。また社会福祉の現場を見学することで、大学生としての基本と福祉の基本を身につけます。 基礎演習Ⅰの後期では、SDGsを踏まえたグループワークを行います。課題設定、課題解決のための分析等を行い、情報収集力や分析力、プレゼンテーションの力を身につけることを目指します。

差し替え

★2023差し替え

©SoftBank Robotics

学びの特徴

高度ソーシャルワーク

福祉専門職としてのソーシャルワーカーの養成

社会福祉士の国家試験受験資格を目指すとともに、高度専門科目を学びます。

さまざまな領域で活躍する社会福祉士の専門性を高めるための科目群を配置しています。単に資格取得を支援するだけではなく、将来、福祉専門職としてのキャリアを広げるための福祉の実践を学びます。

2023差し替え
M.K.さん(4年)尾道高校出身

社会福祉士になるために勉強しています。ソーシャルワーク演習では、グループワークを通して、社会福祉士に必要な価値観や技術を学んでいます。

介護ソーシャルワーク

ソーシャルワークも実践可能な介護福祉士の養成

介護福祉士社会福祉士の国家試験受験資格を目指します。

利用者が望んでいる生活を実現するため、根拠に基づく介護が実践できるための知識と技術を学びます。社会福祉の援助技術を用いて、一人ひとりの生活環境に沿った個別支援計画の作成を目指した学びも展開します。

2023差し替え
M. T. さん(4年)今治北高校出身

社会福祉士と介護福祉士の資格取得を目指しています。利用者さんの思いを尊重した良いケアができるよう日々勉強に励んでいます。

教育ソーシャルワーク

豊かな福祉観と福祉職の意識を育む高校教諭の養成

介護福祉士の国家試験受験資格と高校教諭一種免許状(福祉)」もしくは「社会福祉士の国家試験受験資格と高校教諭一種免許状(福祉)」を目指します。

新高等学校学習指導要領における「福祉」に対応する教員を目指し、福祉の実践を学びます。高校生に対して、福祉に関する教育を行うため、福祉専門職の学びだけでなく教育者としての学びも深めます。

2023差し替え
A. O. さん(4年)興譲館高校出身

社会福祉士と福祉の高校教諭一種免許の取得を目指しています。地域に貢献できる人材、福祉を分かりやすく教えられるような先生になるため、頑張っています。

取得できる資格・免許

  • 社会福祉士【国家試験受験資格】
  • 介護福祉士【国家試験受験資格】
  • 高等学校教諭一種免許状(福祉)
  • 福祉用具専門相談員
  • 社会福祉主事(任用資格)
  • 児童指導員(任用資格)

取得を推奨する資格

  • 福祉住環境コーディネーター
  • 医療福祉英語検定

実践力を高める福祉学科の学び

社会福祉士のカリキュラム改正に合わせた、2021年度からの新カリキュラムでは、従来のコース制を廃止し、ソーシャルワークの学びをより深化させる科目を配置しました。 次に挙げるポイントを中心とした見直しを行い、内容を全面的に刷新しています。

カリキュラム見直しのポイント
  • 段階を経て、学びやすい授業科目の構成
  • 福祉入門科目群を配置し、1・2年次生を対象としたキャリア基礎教育の充実
  • 授業の中で資格試験の勉強ができる、資格試験を意図した授業の編成
  • アクティブ・ラーニング型の授業の充実
  • 高度専門科目群を配置し、福祉実践に対応できる人材の育成

さらに、学生生活をサポートするために、社会福祉法人による奨励金支給などの補助制度を紹介しています。

目指すキャリアに合わせて選べる3つの履修モデル

地域社会が直面している福祉的課題の解決に取り組み、
地域社会の福祉の発展に貢献する人材を育成します。

実学重視の教育を掲げ、福祉入門科目を配置し基礎教育の充実とともに、入学後に自らの進路の選択をできる機会を設けています。 社会福祉士、介護福祉士の資格取得にとどまらず、高度専門科目を配置し、福祉専門職としてのキャリア形成を視野にいれた人材の育成に力を入れています。

履修モデル:
高度ソーシャルワーク
【社会福祉士】

社会福祉の専門知識と技術を学び、実践的で高度な学びを修めた社会福祉現場の実践者・支援者を目指します。


主な科目
  • 社会福祉の原理と政策
  • ソーシャルワークの理論と方法
  • ソーシャルワーク演習
  • ソーシャルワーク実習
  • 認知症カフェ運営特講

履修モデル:
介護ソーシャルワーク
【社会福祉士】
【介護福祉士】

介護福祉と社会福祉の専門知識と技術を兼ね備えた、介護福祉現場の実践者・リーダーを目指します。


主な科目
  • 介護福祉学
  • 介護過程
  • 生活支援技術
  • 介護実習
  • 医療的ケア

履修モデル:
教育ソーシャルワーク
【介護福祉士】
【高等学校教諭一種免許状(福祉)】

介護福祉または社会福祉の専門知識と技術を学び、教職課程で教育に関する多様な学びを修めた高等学校の教育者を目指します。

主な科目
  • 教職概論
  • 教育原理
  • 福祉科教育法
  • 教育実践演習
  • 教育実習

視野を広げ、実践力向上のためのカリキュラム

1年次前期には、導入として福祉入門科目を配置して、多様な福祉の学びを経験したうえで自身の目指す資格・進路を明確にします。その後資格取得に係る学びをすすめます。 専門性の高い福祉の学びにつながるよう導きます。また3年次からは、高度専門科目によって社会福祉の各領域における実践的な学びを行います。

福祉入門科目 【福祉専門職のキャリアのイメージを助ける。】
福祉入門科目群一覧
福祉健康科学入門、ボランティア活動入門、びんご福祉学、ペットと人間福祉学、社会保障入門、映画から考える社会福祉

○ペットと人間福祉学

2023差し替え

多頭飼育崩壊の多くは、福祉的支援が必要な人が起こしています。また、高齢者がペットと暮らすことはとても意義のあることですが、突然の入院や死亡によってペットが残されてその対応に福祉現場が苦慮しています。「ペットと人間福祉学」は、そのような問題に対応できる福祉専門職を養成するための講座です。

○びんご福祉学

ペットと人間福祉学2

広島県東部にあたる備後地域は、古くから繊維産業が盛んですが、これら伝統産業の担い手不足が課題とされています。そのような地域の課題に社会福祉分野の事業所が取り組むケースも少なくありません。 「びんご福祉学」は、地域を活性化させる社会福祉事業の可能性を学ぶための講座です。

高度専門科目 【ソーシャルワークの学びをより実践的に深化させる。】
高度専門科目群一覧
認知症カフェ運営特講、ノーマライゼーション特講、災害ソーシャルワーク特講、 貧困問題と福祉行政キャリア特講、国際社会福祉特講、医療ソーシャルワーク特講、 医療・福祉マネジメント特講、刑事司法福祉特講、子ども家庭福祉特講、医療的ケアⅠ・Ⅱ・Ⅲ

○認知症カフェ運営特講

認知症カフェ

認知症カフェは、2012年頃から全国に広がり、現在約8千か所となりました。本学では、2016年10月から御幸町の住民団体等と協働して、大学で「みゆきよりみちかふぇ」を開催しています。

○災害ソーシャルワーク特講

2023差し替え災害ソーシャルワーク特講

「災害」と「ソーシャルワーク」をキーワードに、災害時の福祉専門職の活動内容や地域住民の様子、平時からの備えについて、アクティブラーニングの形式で学びます。実際に被災した地域に赴き福祉専門職や地域の方からお話を伺い、災害時にいのちを守るために何が重要かを考えます。

○貧困問題と福祉行政キャリア特講

2023差し替え

福山市で行われている、路上生活者や生活困窮者への支援活動のフィールドワークを通して、貧困当事者の生活実態、貧困に対する支援活動の意義について理解を深める授業です。加えて、授業の一環として、学生を対象とする食料配布プロジェクトを企画・運営することで、貧困に対する支援の実際を学びます。

○国際社会福祉特講

国際社会福祉特講

フィールドワークの一環として、韓国の「社会福祉施設」「地域社会福祉館」「多文化家族支援センター」などを訪問し、見学します。このような異文化体験によって見識を高めるだけでなく、視野を広げ、グローバルな視点から課題解決に向けて取り組む学生の育成を目指します。

○刑事司法福祉特講

刑事司法福祉特講

実際の事件などを題材に、刑事司法領域における福祉的課題やソーシャルワークの実践について、主にアクティブラーニングの形式で学びます。また、施設参観も行い、刑務所や少年院への参観を通して、刑事司法領域におけるソーシャルワークの意義やソーシャルワーカーの役割について考えます。

応用専門科目 【状況に応じて学びを柔軟に活用できる】
応用専門科目群一覧
福祉英語、福祉倫理

○福祉英語

福祉現場における実用的な英語表現に慣れて、支援内容等を英語で表現する力を高めます。

○福祉倫理

現代社会で起こっている様々な問題について、倫理学と福祉の視点から考察します。

PAGETOP