研究・産官学連携

寄付の種類

備後地域の中小企業活性化のための人的資源マネジメント推進事業基金

代表:経営学部 経営学科

 少子・高齢化とともに人口の減少が急速に進んでいます。特に,若者が流出する地方都市において,街の活力を創生し,持続的な社会を構築していくためには,地域の企業が元気であることが必要です。企業が元気であるためには,その中で働いている労働者が元気でなければいけません。
 また,これまで大企業を対象とした研究は数多く行われてきましたが,国内の企業の99%以上が中小企業です。中小企業には大企業とは異なる経営上の課題があり,大企業を対象とした研究で明らかにされたことが参考にならない場合も多くあります。
 そこで本事業では,中小企業で働く労働者を対象に,職場環境が労働者の態度や行動に及ぼす影響を明らかにするための調査を実施します。さらに,その結果を踏まえて,重要な経営資源である労働者を適切にマネジメントしていく方法を,地元中小企業の皆様と一緒に考えていきます。

備後地域の中小企業活性化のための人的資源マネジメント推進事業基金
基金の使途
  • 地元企業を対象とした調査にかかる諸経費
  • 研究成果を地元企業に還元するためにかかる諸経費

福祉人材養成プロジェクト基金

代表:福祉健康学部 福祉学科

 2042年に3935万人に達するまで、65歳以上人口は増え続けることが予想され、医療や介護の現場で働く福祉人材への期待はますます大きくなっています。福祉学科ではこれまで社会福祉士や介護福祉士といった人材を養成してきましたが、今後は、即戦力となり、現場でリーダーとなる実践力の高い人材の輩出が期待されています。
 そこでこうした人材を養成するために、福祉学科では福祉現場で学びを重ねる福祉人材養成プロジェクトを立ち上げ、そのためのプロジェクト基金を募集致します。

福祉人材養成プロジェクト基金
基金の使途
  • 小中高大生向けの福祉人材養成にかかる活動費や教材作成費
  • 福祉現場と学生とつなぐための諸経費
  • 福祉現場への成果物の還流を目的とした教材発表費用やワークショップの実施費用等

備後地域共生教材開発基金

代表:福祉健康学部 こども学科

 様々な授業や課外活動を通じた学修の成果として保育・教育現場に資する“備後地域に根差した教材・教育プログラム”を開発することが、こども学科の考える地域創生の一つです。備後地域には豊かな歴史を背景に多種多様なものづくり文化が息づいています。備北や備南の美しい山並みを配し、穏やかな瀬戸内海を有する風光明媚な備後地域では、将来に続く世代が地元をさらに愛せるように、地域に根差した保育・教育のあり方を模索せねばなりません。そこで、こども学科では地元での様々なフィールドワークを通じて備後地域の歴史や文化を再発見すると共に、備後地域を題材にした絵本の作成やワークショップの実施など、備後地域を愛し備後地域の文化の継承や発展の礎となるような教材・教育プログラム開発を行うためのプロジェクト基金を募集致します。

備後地域共生教材開発基金
基金の使途(例)
  • 備後地域の歴史・文化・街づくりの学習・調査にかかる活動費
  • 備後地域を題材にした絵本などの教材作成の諸経費
  • 備後地域の保育・教育現場への成果物の還流を目的とした教材発表費用やワークショップの実施費用等

備後地域の健康寿命増進プロジェクト基金

代表:福祉健康学部 健康スポーツ科学科

 平成28年に公表された健康日本21(第二次)推進専門委員会の資料では、広島県の男性の平均寿命が81.08歳、女性が87.33歳でした。一方、健康寿命を見ると男性が71.97歳、女性が73.62歳と報告されており、平均寿命との差は男性で約9歳、女性で約14歳の差が見られます。特に女性の健康寿命では都道府県の中で最も短い県となりました。このような平均寿命と健康寿命の差を縮めるためにもライフステージごとの体力の現状を把握する必要があります。
 福山市では令和2年に福山市健康増進計画の追補版として福山市フレイル予防推進計画2020を策定し、フレイルの対策を行っています。これらの取り組みの中で運動について着目し、備後地域の行動体力の現状を把握することは重要な取り組みであると言えます。
 健康スポーツ科学科では、日本の健康政策や福山市を中心とした周辺地域の行動体力を分析し、健康寿命の延伸を図るプログラム開発を行うためのプロジェクト基金を募集致します。

備後地域の健康寿命増進プロジェクト基金
基金の使途
  • ライフステージごとの体力の現状を把握するための調査経費
  • 地域でのボランティア活動
  • 研究の支援および若手研究者の育成(※若手研究者とは、その研究に係わる学生も対象とします)

一人暮らし高齢者や高齢者世帯の生活支援プロジェクト基金

代表:看護学部 看護学科

 福山市の高齢化は急速に進行しており、2025年度には高齢化率が28.6%に達すると推計される。さらに、一人暮らしの高齢者や高齢世帯、認知症高齢者も増加の一途を辿っている。備後地域の高齢者が住み慣れた地域で健康で豊かに暮らしていくためには、生活支援サービスと高齢者自身の社会参加が必要です。
 備後地域において高齢者への生活支援について、買い物支援の希望者および支援者(学生ボランティア・一般の高齢者)を募集し、買い物を支援する「高齢者への生活支援プログラム」を開講します。高齢者が生き生きと地域で生活できるための生活支援モデルの開発プロジェクト基金を募集いたします。

一人暮らし高齢者や高齢者世帯の生活支援プロジェクト
基金の使途(例)
  • 買い物支援などのボランティア募集のための広報・チラシ作成等
  • ボランティア間の交流会・情報交換会の費用

地域高齢者と大学生及び児童との世代間交流プログラム基金

代表:看護学部 看護学科

 高齢化が進み、福山市の高齢化率は28.8%とより高い値を示しています。こうした時代背景から、高齢期になっても社会から孤立することなく、豊かな生活を営むためには地域社会の環境を整えることが必要です。備後地域で暮らす高齢者や大学生、児童の三者が世代を超えて交流できる自己成長的な世代間交流のプログラムの開発によって世代を超えた交流の場を活発化させ、生き生きとした福山市の未来を創造していきます。

地域高齢者と大学生及び児童との世代間交流プログラム
基金の使途(例)
  • 福山市における世代間交流の場づくりの調査にかかる活動費用
  • 世代間交流会における「高齢者の知恵の伝承」「絵本の読み聞かせ」等に必要な諸経費
  • 世代間交流会における教材づくり、季節行事における諸経費
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