学科ニュース

『ペットと人間福祉学』で動物愛護センターの学習動画を視聴しました  

2021/08/17福祉学科

前期に福祉学科が行った授業の紹介第二弾になります。 

今回は、『ペットと人間福祉学』です。

この授業は、福祉学科が誇る独自科目の一つです。

授業の中で、福山市動物愛護センターの全面的な協力を得て作成しました。

実際には、福山市動物愛護センターに見学する計画を立てていましたが、コロナ禍のため実現できませんでした。

今回の動画製作には、本学科の上級生(福祉学科かつ学友会サークルねこ部同好会所属)も協力しました。

 

動画は50分超になりましたが、受講生の皆さんはとても関心を持って視聴してくれました。

この動画は、リアルタイムでのオンライン授業にて使用し、その後オンライン上でグループに分かれて討議も行いました。

 

動物愛護センターに保護された動物たちです。

地域の動物愛護団体が引き出し、譲渡会に出されたりします。

 

動物愛護センターの職員からの情報提供です。

動物愛護センターの役割や機能、それにどのようなトラブルが地域で起こっているかについて教えてもらいました。そこには、社会福祉サービスの支援を必要とする人が少なくないことを教えてもらいました。

 

動物愛護センターの取材を終えた上級生たちが、今回の学びを振り返っています。

これらを通して、履修生たちは自分たちが動物愛護センターに行ったような体験を得てもらうのが目的でした。

今回の授業を受けた感想には次のようなものがありました。 

「「動物愛護センター見学」を受講し、とても心が痛みました。動物愛護センターで預かる動物たちを保護し、健康状態を知り掃除をして清潔に保つようにする、そして安全に飼ってくれる飼い主さんを探す。動物愛護センターの方達の苦労や動物が好きだからこその辛さも痛いほど伝わりました。

グループに分かれて話し合った時では、動物愛護センターの方たちの苦労を知る機会ができた、動物を箱に入れたり軽い気持ちで捨ててしまう状況を改善していかなければならない。一方で多頭飼育崩壊をしてしまう人にも理由があるのだという意見も出た。私は、トラばさみ(法的に禁止された動物捕獲法)などの道具で捕まえるのは危険だし、厳しく取り締まるべきだと意見した。今の私には何もできないけど、情報発信など、できることはやっていきたいと感じた。」

 

「今回の講義の中で、動物愛護センターの方の話を聞き、動物と適切な関わりが出来ていない人には社会的に孤立している人が多いことを知りとても衝撃的だった。私が目ざす、社会福祉士等の福祉専門職が社会的に孤立している人をサポートし、社会と関われる環境作りをすることが必要だと考えた。また、社会的に孤立している人を助けることは動物の命を助けることにも繋がる。様々な環境における方も色々な動物も普通に暮らせる幸せへと導いていきたいと強く思った。」

 

今回の「ペットと人間福祉学」をテーマとした模擬授業を821日のキャンパス体験会でも実施します。関心のある方々はぜひのぞいてみてください。

PAGETOP