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【福祉学科 授業紹介】「基礎演習Ⅱ」多文化共生プロジェクト

2022/07/14福祉学科
基礎演習Ⅱの「多文化共生」プロジェクトでは、日本の社会福祉制度や支援の実践を効果的に学習する1つの方策として諸外国の福祉制度を学んでいます。諸外国の社会福祉を含む文化を理解したり、体験したりすることは、グローバルな考え方を持った学生の育成にもつながると考えています。

前期は、9人の学生が9つの国の社会福祉を含む文化を調べました。また、日本の介護現場で働く2人の外国人介護職員(ネパール人とスリランカ人)をゲストスピーカーに招き、両国の文化を直接学びました。2人の介護職員は、担当教員が前任校で授業を担当しており、所属先のご理解もあり、今回の企画に快く協力してくれました。

彼女たちから、ネパールとスリランカの基本的な情報、衣食住の文化、教育や福祉制度について学びました。両国とも多民族国家のため、民族が異なると文化(例えばお祭り)が異なり、「名前は知っているが、詳しいことは知らない」ということが分かりました。日本で暮らしていると殆ど考えられないですね。
 

文化の紹介の後は、日本の印象や日本での生活で感じたこと、介護施設で働いてみて思ったことなどを聞き、質疑応答に入りました。2人は日常会話にほとんど支障ありません。しかし、非漢字圏出身のため、音読みや訓読みなどがある「漢字の読み書き」がまだまだ苦手だそうで、フォローがあると嬉しいそうです。

現在、「多文化共生」プロジェクトの学生たちは、自分たちが調べた諸外国の文化と2名の外国人介護職員から聞いたことのまとめにとりかかっています。



月末の報告会に向けて、学んだ内容をより分かりやすく伝えられるように、頑張っています!
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