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【経営学科】新任教員の紹介(その2)張 益民 講師

2023/05/29経営学科

前回に続いて、経営学科に着任された 張 益民先生に、今回は大学でのお仕事や研究についてお伺いします。

■主な担当科目についてお聞かせください。

私は主に経営組織論と組織行動論という2つの科目を教えています。
経営組織論は、企業や組織の運営における仕組みや構造などを研究する分野です。
例えば、一つの企業がどのように組織化され、その構造がどのように効率や生産性に影響を及ぼすのなどを学びます。
一方、組織行動論は、個人やグループの行動や意思決定に焦点を当てた学問です。
人々が職場でどのように行動するのか、どのようにコミュニケーションを取るのか、またはどのように問題を解決するのかといったことを考えます。
これらの科目を通じて、学生たちは組織の運営や人々の行動について深く理解し、それを活用してより良い組織を作り上げるための知識とスキルを身につけることができます。

 ■張先生の専門領域を教えて下さい。なぜその専門を深めたいと思われたのか、きっかけがありますか。

私の専門領域は組織社会学で、社会文化や環境要因が組織の行動、組織間の相互作用、そして組織の構造に及ぼす影響を研究する学問です。
たとえば、ファストフード業界を見てみましょう。多くのチェーン店は、ドライブスルーや特別メニューの提供など、似たようなやり方を採用しています。
これは、成功した会社(例えばマクドナルド)が始めた方法が、他の会社にも広まっていくからです。
これらの流行りは、「手軽さ」や「利便性」を重視する社会文化から生まれています。つまり、私は社会全体が組織の行動や構造にどう影響するかを見ているのです
この専門を深めたいと思ったきっかけは、大学院生時代に組織社会学の本や論文を読んだときの感動です。
それぞれの組織が、その中で働く個々の人々の行動や意識、そして社会全体の動きと密接に関わっていることを学び、これらの相互作用をより深く理解し、解明することに情熱を感じました。
それが、私がこの専門を追求する道を選んだ大きなきっかけでした。

■経営学科の学生や環境への第一印象はいかがですか。

このキャンパスについては、まずその美しさに感動しました。緑が豊かで、整備された施設が整然と並び、学びやすい環境が整っていると感じました。
そして、学生たちがとても親切で、性格もいいですね。
教えること自体が楽しいですが、学生たちが自分の教えから何かを得て成長していく姿を見るのは、教員として最高の喜びだと思っています。
さらに、学食がとても安くて美味しいのも嬉しいポイントです。学生たちだけでなく、私たち教職員にとってもありがたいサービスだと思います。
最後に、同僚の先生方が親切で、新しく来た私を温かく迎え入れてくれました。彼らから多くのことを学び、一緒に働くのが楽しみです。

■最後に、経営学科の学生へのメッセージをお願いします。

大学は自分自身を探求し、自己の潜在能力と未来を模索する場所です。
新しいことに挑戦し、様々な経験を積むことで、自分が本当に価値あると感じるもの、得意なもの、そして自分が続けていきたいと感じるものを見つけてください。
たくさんのことを試してみてください。失敗を恐れず、挑戦を楽しんでください。
それがあなた自身の成長につながり、自分自身をより深く理解する手がかりとなります。



どうでしょうか?
学生の皆さん、授業の時以外も先生にいろいろ質問してみてください!

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