学科ニュース

【福祉学科 授業紹介】基礎演習Ⅱ 「多文化共生」プロジェクト

2023/06/06福祉学科
多文化共生プロジェクトでは、先日、外国人介護職員から学ぶ機会を頂きました。

ネパールのご出身で、京都市内の介護老人保健施設にお勤めのシルワルマニタさんに貴重なご講演を頂きました。ネパールについては、あまり知らない方が殆どではないかと思います。私たちの持っているイメージとしては「ヒマラヤの山岳国」、「エベレスト」、「仏陀生誕の地ルンビニ」くらいではないかと勝手に想像します。

マニタさんから、ネパールは、約100の民族からなる多民族国家であることなどネパールについての基本情報と衣食住を含む文化についても教えて頂きました。マニタさん個人的にはネパールは海がないため、日本に来て海が見られて幸せであったとおっしゃっていました。

次に、ネパールの教育制度、医療・福祉・介護について説明がありましたが、特にマニタさんはネパールでは家族による介護が一般的なので、日本の介護施設で働き始めた頃は、日本の介護について理解できない部分が多くあったそうです。現在では、1人の職員として働いており、他の職員や利用者の方々から信頼され、頼られる存在になりましたが、連携の大切さやコミュニケーションの難しさは今でも感じているそうです。そして、福祉を学ぶ学生たちへの温かいメッセージも頂きました。

多文化プロジェクトでは、これからも様々な国々の文化や社会保障・社会福祉制度の違いなどに注目しつつ、広い視点で学びを深めていきたいと思います。
マニタさん、本当にありがとうございました。

PAGETOP