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【こども学科】御幸祭に向けた学生の取り組み創造力、表現力、コミュニケーション能力育成の場として

2023/07/06こども学科

 そろそろ梅雨が明け、季節は本格的に夏へと移ろうわけですが、こども学科では秋に行われる御幸祭の準備が続々と進んでおります。

 この御幸祭、大学全体ではいわゆる“大学祭”の位置づけなのですが、こども学科では地域のこども達を招いて、沢山の遊びのブースを提供します。学生たちは毎年「子どもたちを楽しませる」目標に向かって自分達で考え、話し合い、工夫を凝らした出し物を構想しつつ、来場したこども達の笑顔のために必死で準備をしています。この過程で「創造力」や「表現力」「コミュニケーション能力」が鍛えられます。
 学祭は “授業で学んだことを活かした成果発表の場” としても伝統的に開催されています。その甲斐あってか、近時におけるこども学科の出し物への入場者数は右肩上がりです。昨年度、新型コロナ禍があって久々に開催した企画でも大変嬉しいことに過去最高の入場者数を達成しています。 

 御幸祭のこども学科企画はまず「どんな出し物をするか」を基礎演習Ⅰ・Ⅱの合同ゼミなどによって決定することから始まります。学生一人一人が思い思いに自ら考えた企画をプレゼンテーションして話を進めるわけですが、内容が煮詰まってくるとどうしても最後は多数決による企画決定となりがちです。 

 ここで従前の学生なら「〇〇がやりたい人、挙手!」みたいな感じで対面での評決を取るのでしょうが、最近の学生が“一味違う”と思ったのが「今からLINEでアンケートを取ります」と言い出したこと……。 

(え、みんな顔を突き合わせて話し合いをしているのにわざわざLINE!?)」と教員の目線ではついぞ思ってしまったのですが、その理由を聞いて非常に感心しました。学生曰く、「このSNSのアンケート機能を使うと誰がどの企画に投票したのかが分からないように設定できるから(公平性が保てて誰も傷つかないでしょ?)」というわけです。いわゆる投票における秘密投票の原則の概念ですね……。こういった我々では思いつかないSNSの活用と心配りができる今の学生に脱帽した瞬間でした。

 

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