学科ニュース

【福祉学科】「介護施設において即実践できる看取りケアの研修」を開催しました

2023/11/16福祉学科
福祉学科研修事業 第4回
「介護施設において即実践できる看取りケアの研修」を開催しました。
担当講師:福祉学科 石橋亜矢准教授

今回の研修内容は、看取りのプロセスの中で最も重要な「臨死期の症状と支援」について講義しました。
臨死期とは:予後が1か月以内と見込まれる時期で、利用者とそのご家族の身体的・精神的・社会的・スピリチュアルなニーズに対応する必要があります。


【当日研修風景】

受講者は、施設管理者や看護職、介護職、管理栄養士、相談員などの方々でした。研修後のアンケートでは、「看取りのパンフレットをダウンロードして施設内研修に活用したい」「死にゆく過程がよくわかり、支援ポイントが学べた」「その人らしい最期を迎えられるように考えて実践していきたい」という感想をいただきました。

施設での「看取り」は、医師や看護職だけでは終結できません。利用者やそのご家族が人生の最期を迎えるとき、ケアの提供者はひとりで支えているわけではありません。多職種との連携・協働が必要です。看取りケアにおいては、職種ごとの役割にとらわれずに、多職種の分野を理解し、積極的に関わることが大切です。そうすれば、自身の看取りのスキルや知識を高めることができます。 そのためには、職種間で、自分の意見を押し付けるのではなく、相手を不快にさせないように、自分の考えを伝える「アサーションスキル」を身につけることが基本となります。

次回は、12月8日(金)に「ケアの質向上のためのコミュニケーションスキル研修」を行います。
ご参加を希望の方は、1週間前までに、kikaku-f@heisei-u.ac.jpまでお申し込みください。




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