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【授業紹介】災害ソーシャルワーク特講で ゲストスピーカーによる講演を聞きました!

2024/06/05福祉学科
「災害ソーシャルワーク特講」は、災害時にソーシャルワーカーはどのような活動をしているのか、平時から災害に強いまちをつくるにはどうしたらよいのかをアクティブラーニングの形式で学ぶ授業です。

授業第6回目の5月21日は、福山市社会福祉協議会福祉のまちづくり課の沖藤隆氏、渡邊仁氏、髙尾栄利子氏を招いて、災害時のボランティア活動の実態、ソーシャルワーカーの役割、災害に強いまちづくりについて講演をいただきました。



講演では、①災害ボランティアセンターより早く町内会で復旧活動を行う「コミュニティマッチング」が活発になっている、②能登半島地震では道路が寸断されて避難所まで行けない人が多く、「自主避難所」(自宅を開放)が大活躍(珠洲市では住民の7割が自主避難所で難を免れた)、③阪神淡路大震災で自衛隊と警察が救出した人は2割。8割は近所と家族が助けた(近所の大切さ、日ごろの関係形成の大切さ)。④ソーシャルワーカーも被災者。その役割として施設内の利用者の支援、BCP(事業継続計画)の策定、福祉避難所の運営、通所利用者に対する声かけ(気がけること)の大切さを学びました。



受講生からは「災害時、要援護者の避難はどうしているの?」「善意で集まった食料をどのように無駄なく配分しているの?」「生活再建に果たすソーシャルワーカーの役割は?」など、さまざまな質問が寄せられました。受講生は、沖藤氏の福山市のこれまで取り組みにもとづいた丁寧な説明と、能登半島地震の支援活動に実際に参加された渡邊氏の実践的な話をもとに、さらに関心を広げていました。





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