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【福祉学科】能登半島地震の災害ソーシャルワークDWATの取り組みを聞く!

2024/07/03福祉学科
7月2日(火)、「災害ソーシャルワーク特講」において、能登半島地震におけるDWATの取り組みについて話をうかがいました。話をしてくださったのは本学の卒業生で、卒業後、社会福祉法人一れつ会に勤務されている村田利徳様です。村田様は広島DWATのリーダーとして2/8~2/14の期間、能登半島地震の被災者支援に参加されました(DWATはDisaster Welfare Assistance Teamの略で、災害派遣福祉チーム)。

被災者支援、とくに今回の任務とされた避難所支援では、先が見えない不安を抱える人にどのように寄り添うのか。また、現場では医師チーム、看護師チーム、旅行会社チーム(2次避難所の調整)がそれぞれ活動しているが、それらとどのように連携するのか。一方で、それぞれのDWATは1週間で任務を終えるため、「あの人がいないとだめ」という関係にならないようにいかにスムーズに次のチームにつなぐかが課題だったそうです。

受講生はDWATの取り組みについて説明を受けた後、「砂漠で遭難。何をもっていくか、12のアイテム」というゲームをグループワークで行いました。そこでは、つぎつぎ寄せられる情報をどのように処理し、優先順位をつけて実行するのかを話し合いながら決め、人の意見はなぜ違うのかを学びました。

その後、受講生からは「能登の避難所ではペットはどうしていたのか?」「復興が遅いのはなぜか?」「災害時、一れつ会はどのような支援を行っているのか?」など、さまざまな質問が寄せられ、村田様に回答をいただきました。能登半島の災害ソーシャルワークを追体験できる貴重な時間となりました。







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