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FD「授業公開」

2019/06/25ニュース
FD推進委員会では、毎年、教員研修の一環として授業公開を行っていますが、今年度は、福祉学科の「ボランティア活動論」(杉本浩章准教授・崔銀珠講師)の授業公開を6月21日(金)3-4限に行いました。

今回の授業は、避難所運営をゲーム形式で模擬体験できるHUG(Hinanjyo Unei Game)というツールを使って行われました。これは、小学校をモデルにした避難所の図面を使用して、まずファシリテータ(学生)が名前と本人情報が記された小さなカードを読み上げ、それを基にそれらの人々(カード)を混乱なく、いかに配置するかを考えていくゲームです。5~6名のグループに分かれて、避難場所となる小学校の体育館や教室、校庭の図面に「受付」や居住スペースの配置などを書き込んでから、避難してきた人々(カード)をグループで決めた条件に従って、図面上に置いていきます。カードは避難所で一人分のスペースとして必要な大きさの縮小サイズになっています。当日の時間帯(午後4時~11時)、気温(日中27度、夜間20度)、ライフラインはすべてなし、などの細かな設定がなされています。また、カードの中には、給水がいつから始まるなどの情報も入っており、それらの情報の掲示も行います。学生たちはグループ内で、トイレをどうするか、高齢者、障害者、持病のある人々がいかに快適に過ごせるか、テント持参の人の場所確保、さらには駐車場の配置、などさまざまな課題を解決しながら、100名の人々を受け入れていくというゲームです。先生方が各グループを回り、的確な質問で学生たちが気づいていない課題についてヒントを与えたり、解決策のアドバイスを与えながら授業が展開されました。

見学した他学科の教員たちから、大変参考になったという声が多く聞かれました。


最初のオリエンテーション


災害の模擬情報


体育館、教室の図面


ゲーム開始:ファシリテータがカードを読み上げます


避難してきた人々の情報を確認します


カード(避難してきた人)を配置していきます


必要な情報を掲示します
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