学科ニュース

7月11日〜14日の3泊4日で愛媛県において、野外活動実習を行いました。昨年度は台風の影響で残念ながら中止となってしまったので、今年は人数が多く、賑やかな実習となりました。 

川の実習では、カヌーを用いて川下りやリバーレスキュー等の方法論そして指導法を学び、実践をしました。日常には無い動きのために悪戦苦闘しながらも、すべての学生が目を輝かせ、上達する様子を観察することができました。川の楽しさと怖さが実感できた内容だと思います。

海の実習では、川とは状況が異なる環境です。波に煽られながら、海を延々と泳ぎ続けることは非常に体力と技術を要します。しかしながら、海特有の浮力にも助けられながら、そしてバディと声を掛け合い、助け合いながら約2時間の遠泳をほぼすべての学生が完泳することができました。

野外活動は、自然の楽しさだけでなく厳しさを、身をもって学習することができる唯一の授業でもあります。自然の猛威を受けながら「生きる力」を身につけた実習でした。4日間を通して、自然の中で学んだ楽しさと厳しさを、今後の余暇時間に実践できること、そして将来的に子どもたちへ伝承することができた時が、本当のこの授業の意味を理解し、実践できた時だと考えています。

最後に、準備から最後の片付けまで自ら進んで手伝ってくれた４年生のAⅡの学生がいなければ、この実習の運営はできなかったことと思います。川でも海でも生活の場においても多くの面で助けてもらいました。AⅡの学生は将来的にどこに行ってもリーダーとして活躍できる人材だと思います。本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。