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経営学科教員リレーBlog!!(第8回:会計という分野)

2015/10/19経営学科
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こんにちは
今日は、経営学の「会計」という分野について、芝田教授から紹介していただきます。
芝田先生、よろしくお願いします。キラキラ_m-4.gif


 かなり前になりますが、福山商工会議所より日商簿記検定のPRをするためにラジオ番組に出演依頼がありました。
レディオBINGOの「ハロー!商工会議所」(2010年4月14日放送)に出演した時のシナリオの一部分に補足を加えて、
私の専門領域の会計についてご説明いたします。

Q.『ご専門は、財務会計と伺っていますが、どのような分野なのでしょうか。』

「会計は、個人商店とか企業の生産・販売等の経済活動を、金額などによって表現し、報告書にまとめて、株主さんなど企業に関わる方々に伝えるためのシステムである」と言うことができます。
 会計学は、経済活動の測定およびその結果の伝達からなる会計システムと、伝達によって生じる経済的な影響を、研究する学問領域です。
 では、なぜ、会社や個人商店はなぜ会計をするのか、つまり、なぜ決算書(これを財務諸表といいます)をつくるのでしょうか? 
 ずばり、「現状を知るため」です。自らの置かれている状況を理解し、その後の会社の進むべき方向をしっかり考えるためです。
 各家庭で家計簿を付けていることと同じですね。」

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Q.『財務会計って、大事な学問なのですね 。その中で、簿記はどのような役割となるのでしょうか?』

「財務会計は、企業活動を金額によって測定し、その結果を決算書に要約して、企業外部の株主などに報告しています。
 現実の企業の経済活動は非常に種類が多く、その内容も多様です。そのような企業活動を決算書に要約するには何らかの体系的かつ機械的な方法が必要になります。
 そのための手段として複式簿記の技術があります。これは500年前には既に確立していて、現在まで利用され続けています。」

 会計とは企業の家計簿をつけることであり、企業はこれを参考に将来どうするかを考えます。
投資家は投資先を決める参考としてこの「企業の家計簿」を使います。近年、簿記の重要性がますます認識されるようになってきており、
企業の社内研修で簿記を扱う企業や、日商簿記3級受験を義務付ける企業が増えてきています。簿記は、最初、難しく感じてしまうかもしれませんが、
コツを掴んで簿記にはまった学生も多くいます。
福山平成大学で楽しく簿記の勉強をしてみませんか。


芝田先生、ありがとうございました8770997.gif
お金を稼ぐ企業だからこそ「家計簿」をしっかりつけるのは重要ですよね。
また長い歴史があるのですね。
この家計簿(財務諸表)がどのように書かれているか知ることができれば、いろんな企業の状態を知り、比較することもできそうです。

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