学科ニュース

新科目紹介の第4弾は、1年次前期に開講される「福祉入門科目」のひとつ「ペットと人間福祉学」です。担当の藤井先生より紹介していただきます。

藤井先生：ペットと人間のよりよい関係（ヒューマン・アニマル・ボンド）が築けることで、双方にとって生きやすい環境が生まれます。例えば、ペットを飼うことで身体や精神の健康に役立つ効果が知られています。

ですが、適切な飼い方ができなければ、ペットにとっても、人間にとっても不幸な出来事が起こってしまいます。例えば、不妊去勢手術をするお金や知識がないために増えてしまったり、増えすぎたペットの生活を優先することで飼主の生活が破綻するケースです。こういったケースには、一人暮らしの高齢者や障害のある人が孤立を深める中で生じさせてしまうこともあります。

私たち社会福祉士、介護福祉士はその人の置かれた環境を理解し、そこから解決への糸口を見つける必要があります。そこでこの授業では、ペットと人間のよりよい関係づくりのための方法と解決方法について学ぶこととします。（動物愛護センター見学もあります！）福祉の視野を広げる「福祉入門科目」の一つとして2021年度より開講します。ぜひ、受講してみてください。