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【経営学科】【授業紹介】英語上級(渡辺清美 教授)

2022/02/08経営学科

私が担当している英語上級の授業を紹介します。

この科目は、入学時の最初に英語の筆記試験を行って、全学科の上位20名ほどが「上級」クラスを受講します。
これはあくまでも希望すれば、です。
というのも、通常の「英語」の科目と同じ科目になるので、上級ではなく通常の「英語」を履修すれば、良い成績を簡単に取れる可能性が高いからです。
ただ、そうなると上級クラスに誰も来なくなる(?)ので、上級を履修した場合は、欠席がなければ、成績評価5段階の上から2番目の「優」以上を保証しています。
ということで、毎年、20名ほどの学生が履修しています。



英語上級は教科書や問題集を使いません。すべて私の手作りの教材で授業を行っています。毎回の授業では以下のようなエクサイズをします。

1.ライティング     
自由作文です。
たとえば、「冬休みにしたことを3センテンス以上の英文にしなさい」など、、、。
これは、セレッソという本学の授業用LMSを通して提出し、私が添削して返却します。

2.リスニング  
米国の小学生用の英語辞書から説明文を私が読んで、それが示す語を解答する、というエクササイズです。

例えば、 辞書の “C” のところでは、

an Indian food or meat, vegetables, or fish, cooked in a thick hot-tasting liquid and usually eaten with rice.      
(肉、野菜、魚を濃くて辛めの液体で煮て、たいていの場合、ライスと一緒に食べるインド料理)


わかりましたか? 
Cで始まるというのがヒントになります。答えは、”curry”(カレー)ですね。

3.単語調べ  
これは、学生が調べて発表するエクササイズです。
日頃、目にとまったり、気になったりした英語の語句を調べて、その意味や使い方を発表します。

今年の発表の中に、「マイクロソフトのOutlook」を調べた、というのがありました。
Outlookの本来の意味は「景色、見通し」だそうです。これがマイクロソフトの個人情報管理ソフトの名称にどうしてなったのか、、不思議です。

 

最後に、私の留学の体験から一つお話しします。

私は、大学3年次にアメリカの大学に転入しました。
最初の1年は英語に本当に苦労しました。授業がほとんど聞き取れないので、レコーダを教卓に置かせてもらって、あとから聞き返したらいいかと思って、やってみました。
それでわかったことは、その時に聞き取れなかったことは、あとから何回聞き返しても、わからない、ということでした。

最終的に私が学んだことは、外国語を身に付けるためには、地道に単語の発音と意味をひとつずつ覚えて、それを使ってみる、ということでした。
海外に行けば自然に語学が上達するということではない、だから日本にいても地道に努力すれば英語を身に付けることができる、と私は信じています。

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