学科ニュース

新入生の皆さん ご入学おめでとうございます(福祉学科)

2022/04/05福祉学科

皆さんの新しい4年間のはじまりを一緒に迎えられることを大変うれしく思っています。

今、皆さんは世界が大きく変わるまっただ中にいます。2月から始まったロシアのウクライナ侵攻は、毎日報道されているので、皆さんもご存知のことと思います。生活が脅かされる人、被害に遭う人の姿を見て、戦争がもたらす悲惨さを目の当たりにし、平和の尊さを強く感じた人も多いのではないでしょうか。

 皆さんにとってより身近な変化は、新型コロナウイルスによる社会の変化ではないでしょうか。コロナ禍で、マスクを手放せなくなったこと、おしゃべりしながらの食事がしづらくなったこと、学校の授業が対面で行われなくなったことなど、それまであたりまえだと思ったことが、あっという間にそうでなくなることを、身をもって経験したと思います。

 皆さんに大きな影響を与えた新型コロナウイルスですが、これにより仕事を失った人、家族と面会ができない施設で暮らす人、通院を控えたために病気の進行に気付くのが遅れた人など、さまざまな面で生活に課題を持つ人が増えました。コロナ禍の前から、さまざまな事情で生活に課題を抱えた人はいたのですが、コロナにより、その数は一層増えたように思います。

新型コロナウイルスは、多くの人の「ふつうの くらしの しあわせ」を奪いました。これは簡単に取り戻せるものではありません。しかし、誰もが「ふつうの くらしの しあわせ」を送ることはとても大切です。ここで力を発揮するのが、福祉専門職です。福祉専門職は、誰もが「ふつうの くらしの しあわせ」を営めるよう、専門職倫理に基づき、専門的な知識や技術を使って解決していきます。

「ふつうの くらしの しあわせ」の頭文字に注目してください。「ふくし」が入っていることに気が付くでしょうか。これから福祉を学ぶ皆さんは、誰もが「ふつうの くらしの しあわせ」が実現するように、そのために必要な知識や技術、価値を4年間学んでいきます。

福祉学科では、福祉専門職に必要な知識や技術、専門職倫理を基礎から学ぶことができるカリキュラムを用意しています。昨年からは、入学後に目指す資格を選び、段階的に学びを深め、実践力を高められるよう、体制を整えました。ぜひ本学での学4年間を通じて、ひとを思いやる気持ちを育むとともに、「ふつうの くらしの しあわせ」を実現できる力を身につけてほしいと願っています。福祉学科の先生方は、みなさんに「来てよかった 卒業してよかった福祉学科」と思ってもらえるよう、一同でサポートしていきます。

皆さん、これからの4年間、共に学び、共に成長していきましょう。私たちは、皆さんを心から歓迎します。

福祉学科 学科長 岡部真智子

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