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【福祉学科 授業紹介】「福祉健康科学入門」第2回 認知症と認知症カフェ

2022/05/03福祉学科

427日の福祉健康科学入門は、中司教授による「認知症サポーター養成講座」でした。

福山平成大学福祉学科では、201610月から、認知症カフェに取り組んでいます。

大学で認知症カフェに取り組んでいるところはまだ少ないため、全国からも注目されています。

 

御幸町の住民団体の皆さんや介護事業所・施設の専門職の皆さんと教員や学生達が協働して開催していること、オンラインで開催をしていることが特徴です。

 

愛称を「みゆきよりみちかふぇ」といいます。これは大学が福山市御幸町(みゆきちょう)にあるからでもありますが、同じ町内にある御幸小学校の児童の皆さんが考えて付けてくれました。

 

この日の講座では、認知症サポーターは認知症の人や家族の応援団であること。自分の中にある認知症への偏見を自覚し、正しい知識をもつことが重要であることを理解してもらえたようでした。パワーポイントに加え、標準教材や動画を使っての授業でしたから、講座後のアンケートには分かりやすかったという回答が殆どでした。

認知症当事者の山田真由美さんや大城勝史さんの生活や職場の様子の実際を映像で観たことが、最も新入生達の心を大きく動かした様子でした。認知症になったら何もかもできなくなるのではなく、周りの理解と支援があれば、認知症になっても笑顔で自分らしく生きていくことができることを新入生は知ったようでした。

 

認知症サポーターの資格をもった学生達が「みゆきよりみちかふぇ」の運営スタッフになって、これから「御幸町」で、活躍していきます。

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