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【福祉学科 授業紹介】「福祉健康科学入門」 第4回目 健康や福祉から考える安心できる住まいとは

2022/05/16福祉学科
5月14日の福祉健康科学入門では「住まい」をキーワードに取り上げ、「健康や福祉から考える安心できる住まいとは」というテーマで学びました。

 授業では、世界各地の住まいの写真を見た後、住まいにかかる日本の問題を学びました。
 一人暮らしを希望しても大家さんから入居拒否をされる人たち、格安シェアハウスという名のプライバシーが守れない狭小の部屋の貸し出し、交通事故死よりも多い住居内の事故死の実態、なぜホームレスはハウスレスではなくホームレスなのかなど、さまざまな方面から住まいと健康・福祉について考えました。

 レポートでは、これまでの自分や家族経験をもとに住まいの中で困ったことを取り上げてもらいました。受講生からは、「ケガをしたときに生活がしづらかった」「大雨が降ると家の周りが水で浸かる」「階段の角度が急で危ない」「音が漏れプライバシーが保たれない」といった困りごとが挙がりました。

 北欧では、「福祉は住まいにはじまり 住まいに終わる」という言葉があるくらい、福祉と住まいは切っても切れない関係にあり、住宅政策が社会保障に位置付けられています。
 身近な住まいがいかに生活を支えるうえで重要なものなのか、この講義を通して少しでも考えを深めるきっかけになれば幸いです。
(文責 岡部真智子)

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