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【福祉学科 授業紹介】「福祉健康科学入門」 第5回 ソーシャルワーカーが「介護」を学ぶ意義
2022/05/31福祉学科
私は、大学教員になる前は、長年福祉の最前線でソーシャルワーカーとして働いてきました。特に一番長かったのは、認知症の人と家族を支援する医療ソーシャルワーカーの仕事でした。精神科の病院や介護老人保健施設で働いていました。この日の授業では、その頃に感じた「ソーシャルワーカーは、制度やサービスを知っているだけでは十分ではない。高齢者や重度の認知症の人の支援をするためには『介護』の知識が必要だ」という思いを、私は一年生に伝えました。
一年生は7月に、自分は何になりたいのか、どんな資格を取るのか、一年後期からどの履修モデルを選択するのかを各自決定します。今日の私の話がその参考になれば幸いです。
介護福祉士のリーダーを目指す人だけでなく、高齢者の分野で社会福祉士として相談員の仕事がしたい人、病院で医療ソーシャルワーカーになりたい人は、ぜひ「介護」が学べる社会福祉の学科がある大学に進学をお勧めしたいです。
中司 登志美
