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【経営学科】【授業紹介】マーケティング(兎内祥子 助教)

2022/06/13経営学科
今回は、私の担当しているマーケティングの授業についてご紹介します。

マーケティングとは、顧客に商品を販売する、市場での活動全般を指します。
たとえば、製品開発、価格設定、宣伝などの活動があります。


経営学科で、1年生から受講できる「マーケティングベーシック」は基本編です。
続けて2年生からの「マーケティング」は応用編で、たとえば、次のようなテーマについて学びます。

 ・顧客関係管理
   何か熱狂的に好きな企業や商品はありませんか。周囲にオタクといわれるほど好きなアイドルはいませんか。
   普段着ている服が、GUやユニクロ、Honeys(ハニーズ)など、決まったブランドになっている人は周囲にいませんか。
   実は、その裏には、企業側の仕掛けがあるかもしれません。

 ・マーケティングリサーチ
   企業は、顧客に欲しいと思ってもらえるものを日々探して、製品開発や宣伝活動に活かしています。
   しかし、そのためには顧客が何が欲しいのかを知る必要があります。
   例えば、高校生のためのグッズを開発している担当者は、ほとんどの場合、高校生ではないでしょう。
   このように、ビジネスの世界では自分とはかけ離れた人々の気持ちを探る必要があるときもあります。
   では、企業はどのように顧客の心理や行動を調査しているのでしょうか。

 ・ソーシャルマーケティング
   オーガニック製品や有機食品、寄付型製品(売上の1%を社会貢献団体に寄付するなど)、地域商品など聞いたことありませんか。
   そういえば、スターバックスから原則、プラスチックストローがなくなりましたね。気づいてますか。
   これらは、企業が環境配慮や社会貢献活動を、消費者とともに行うために組み込んでいるのです。
   さて、このような環境や社会貢献活動を消費者とともに行うためのマーケティングとはどのようなものでしょうか。

このように、講義を通してマーケティングの様々な側面を学んでいきます。

少し気にかけてみてみれば、マーケティングの現象は意識すれば日々の生活に転がっています。
ついついコカ・コーラを毎日飲んでしまうことも、マックが大好きなことも、アイドルやゲームに夢中になることも、マーケティングを勉強するためには決して無駄ではありません。
そのときのことを思い返しながら、周りのそのような人達のことを想像しながら、マーケティング論の勉強をしてみると興味深い分野であると分かると思います。

授業を通して、少しでも自分や身の回りの出来事を見る視点が広がっていれば嬉しいです。
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