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【福祉学科 卒業生紹介】前寺美有喜さん(2019年度卒業)介護福祉士として現場で活躍しています!

2022/09/25福祉学科

今回は、2019年度卒業の前寺美有喜さん(介護福祉士)にインタビューしました。

前寺さんの職場は社会福祉法人三篠会特別養護老人ホーム甲田です。

では、前寺さんにお話を聞きましょう。

 

Q:卒業して何年ですか?

A:いま、3年目になります。

 

Q:お仕事のことを教えてください。

A:特別養護老人ホームで介護をしてます!排泄介助とか、とにかく日常生活全般の介助です!

 

Q:お仕事をしていて、やりがいがあったことを教えてください。

A:受け持ち利用者がいるんですけど、それが毎年入れ替わるんですね。でも、入れ替えのときにどうしても心残りの利用者がいて、その方を今年も持ちたいって職場に言って継続してもらいました。

その人は、看取りに近い人で・・・。お部屋にいることもあったけど、たまにはホールに出たいこともあるじゃないですか。ホールに出たら職員とも話をするし、出れるときには部屋から出てもらおうってケアプランを作りました。

私が職場の中で看取りまで関われたのがその方が初めてで・・・。それをやったというか・・・でも難しかったですね。その人は私のことをすごくかわいがってくれたんですよ。私は寺の娘だからってことで余計に(笑)。

 

Q:思い入れのある利用者さんだったんですね。

A:その人のことが好きだったから、だんだんとご飯が食べられなくなったり、お風呂に入るのもしんどいってことになって・・・。でも、私はご飯も食べてほしかったし、お風呂に入ってきれいでいてほしかったんです。その人は本当はしんどかったのかもしれないけど、私の気持ちが強くって・・・けど、そうじゃなかったって言うんですかね。最期はしんどかったと思うんですよ。そこに合わせないといけなかったんだなって、そのときに思ったかな。「私がこうしてあげたいだけじゃ駄目なんだ」っていうふうに、ふと気づいた。利用者さんに成長させられたというか、いろいろ教えてもらったみたい。

 

Q:福祉学科で学んでよかったと思ったことはありますか?

A:実習で記録があるじゃないですか。ずっと書いてたけど、あれはすごく役に立ってます。専門知識をずっと勉強してたけど、職場で働くようになって、職場の記録が読んでて分かるんです。分からない言葉があっても、大学のときの教科書使って調べて解決したり。そういうのは、仕事はじめた時から思ってました。

Q:他に大学生活で思い出深いことはありましたか?

A:大学に入ったら卒業論文を書かないといけないじゃないですか。あれが納得いく論文が書けたってことがとてもよかったです。何回も自分のテーマの卒論をやめようかと思うことがあって。最初に思ってた内容とは変わっていったけど、あそこまでまとまった論文にもっていってくれたのはゼミの先生だったから。自分でも(自分の書いた)卒論気に入ってるんですよ。

 

大学での学びは、社会福祉士や介護福祉士の資格取得だけではなくて、卒業論文を含めた学問を追求することにあります。大学を卒業して介護福祉士になった前寺さんにはこれからも、この地域を担う人材として活躍することを願っております。

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