学科ニュース

ドイツ海外研修報告≪その2≫

2023/03/27健スポ

ドイツでサッカーS級ライセンスの海外研修をおこなっている,本学科の若井研治講師(サッカー部監督)からスタジアムやサッカーの環境など,日本との違いについて報告が届きましたので紹介します。

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≪若井監督より≫
今回は,スタジアムの報告をします。
1.F Cケルンのホームスタジアム:ラインエネルギー・シュタディオンで,スタジアムの視察をしてきました。ツアー形式でチーム関係者の案内の元,普段では入れないエリアまで見学することができました。
  
ケルンのスタジアムは元々トラックがある競技場を改築し,今のスタジアムになっています。改修にあたり,トラックの名残を維持したいという市民の要望を叶え,ゴール裏から見える駅までの直線の通路があるなど,ケルンのサッカー選手にとっての聖地であり市民に愛される歴史あるスタジアムだということを知ることができました。
またVIPエリア,ロッカールーム,メディア対応エリア,ピッチなど監督,選手でないと入れないエリアの見学と説明の中で,スタジアムに行きたくなる環境作りについても学ぶことができました。
  
    
続いて,ブンデスリーガ第25節ドルトムンvs1.F Cケルン(3/18開催)が行われたドルトムントのホームスタジアム:シグナル・イドゥナ・パルクです。こちらは,観客動員数80,720人という大きなスタジアムになります。試合当日は2時間前あたりから公共交通機関,自転車,徒歩,自家用車などを利用して多くの観客が観戦に来ていました。

  
  

今回のスタジアム見学を通して,サッカー観戦は「スタジアム」に行きたい,行きたくなるような環境をいかに整えていくかが,日本サッカーの発展に必要なことだと感じました。
そしてサッカーの指導やトレーニングという視点だけではなく,サッカー文化をより発展させていくためのスタジアムやサッカー環境,クラブ運営について考える良い時間となりました。

 

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