今年度から始まった「災害ソーシャルワーク特講」は、災害時にソーシャルワーカーはどのような活動をしているのか、平時から災害に強いまちをつくるにはどうしたらよいのかを、アクティブラーニングの形式で学ぶ授業です。

授業３回目の4月25日は、受講生と今年度赴任された先生方が一緒に避難所運営ゲーム（HUG）に取組みました。一人以外はみなさんはじめての体験で、避難所となった体育館に押し寄せる避難者にどう対応するのか、さまざまなアクシデントをどう乗り越えるのか、チームで一丸となって考えて取り組みました。

最初は全員で話し合いながら進めました


　　　多くの避難者に対応するために知恵を絞ります


最後の振り返りでは、「避難者が増えてくると、避難所全体の把握が難しい」「後から病気の人がやってきたが、どこにいてもらえばよいか困った」「仮設トイレやシャワーなどはプライバシーに配慮して設置ができた」など、さまざまな感想が寄せられました。

福祉学科では、今回体験したHUGを使って高校や地域向けの「災害福祉講座」を開催しています。
今年度も講座の開催を希望する声が届いています。多くの方に災害時の問題を考えていただけるよう、私たち自身がこの授業を通して学びを深めていきます。