学科ニュース
【こども学科】矢野川准教授に聞いてみた!特別支援教育の専門家

皆さん、こんにちは。
6月17日のオープンキャンパスで模擬授業を担当する矢野川講師に、色々と聞いてみました!
■オープンキャンパスでの模擬授業のタイトルを教えてください。
「発達障害」「気になる子ども」への支援と配慮~多様性を認め合う、やさしい心でつながろう~
■こども学科はどんな学科でしょうか?
小学校や保育所・幼稚園等の先生を目指す学生が学んでいます。まじめで誠実な学生が多いです。学生同士の仲も良く、同学年の友人だけでなく、先輩や後輩とのつながりもある学科です。先生方も皆、親切ですよ。
■こども学科の学生には、どのように育ってもらいたいと思っていますか?
将来、子どもと関わる職業を目指しているので、人に対しての思いやりや感謝、感動する気持ちを言葉にして、もっと表現してほしいと思っています。友人の前でそういった姿を見せることに、何となくまだ照れがあるような感じでしょうか(笑) 熱く表現することはカッコイイことです。心を豊かに、そして表現力豊かに育ってほしい、学びを深めてほしいと思っています。
■先生の専門領域を教えて下さい。また、なぜその専門を深めたいと思われたのか、もしきっかけがあったなら教えて下さい。
私の専門は「特別支援教育」です。小さい頃から「なんで?」と質問を繰り返す子どもだったようですが、「なんで差別や偏見があるのか?」、これが常に頭の中にありました。映画でいえば、小学生の頃に観た「はだしのゲン」や「典子は今」、「ふたりのイーダ」などが強烈に心に刻まれています。これらの原体験は、専門性を深めるきっかけの一つとなっています。
■学生時代に思い出に残っていることを教えて下さい。
学生時代は、「宮城県自閉症親の会」と連絡を取り合い、ボランティアサークル活動一色の日々でした。私の原点であり、大切な宝物です。今でも10人位の親御さんや(当時の)子ども達と年賀状のやり取りをしています。東日本大震災後に再会したものの、コロナ禍で5年ほど会うことができていないので、そろそろ伺いたいと思っています。
■趣味はお有りですか? もしあれば、教えて下さい。
趣味はドラムです。YMO(イエローマジックオーケストラ)を聴き、エアドラムをしていたら叩けるようになりました(笑) 今でも毎日、お風呂タイムはYouTubeでロックを聴きながらリズムを取り、のぼせています。
■最後に、こども学科への進学を考えている高校生の皆さんへのメッセージをお願いします。
司馬遼太郎という作家が「人間の三大欲求は『食欲、性欲、睡眠欲』だが、四番目の欲求を挙げるならば『教えたい、教わりたい』ではないか」とエッセイで述べていましたが、その通りだと思います。
こどもを教える「先生」という職業が大変なのは事実ですが、他の職業では味わえない(のではないかと思うほどの)何ものにも代えがたい震えるような「感動」があります。それが「先生」という職業のすばらしさであり、魅力です。
「こども学科」で共に学び、感動を共有し、あなたの可能性を広げ、「先生」を目指してみませんか!多様な学びの場と出会いが、ここにはありますよ!
