皆さん、こんにちは。湿度が高く、より暑く感じる毎日ですね。

こども学科では、伊藤教授が担当する「音楽Ⅰ」授業に、ベルギー王立モネ歌劇場よりヴァイオリニストの長瀬大観先生をお迎えし、特別講義「芸術と戦争～ロシアのウクライナ侵攻を欧州はどのようにうけとめたのか…」を行いました。

芸術と戦争…重いテーマですよね…。そんなテーマに取り組む前に、長瀬先生が暮らしているベルギー（公用語が２つあります！）のことや、モネ歌劇場のこと、オーケストラの仕事のこと、そしてヴァイオリンのことなど、様々な事柄を履修者と共有しました。その後、2022年2月24日にきたロシアによるウクライナ侵攻を、欧州の文化施設がどのようにうけとめ、「芸術と戦争」との関りを模索してきたのかを、具体的な事例を交えながら、長瀬先生にお話しいただきました。またそれらを私たち自身の問題としてとらえるためのグループワークを行い、学生同士で活発な意見交換を行いました。

実際に演奏では、戦争にかかわりのある作品（第2次世界大戦間に作曲されたロシアの作曲家プロコフィエフのソナタ）の生演奏の鑑賞も併せて実施し、深く様々な物事に思いをはせるひと時となりました。