福祉学科では、今年度から月に一度、福山平成大学を会場に、毎回テーマを変えて福祉施設職員の方向けの研修会を開催しています。

８月のテーマは、「BCP策定にむけたはじめての災害福祉研修」です。

介護施設や事業所では、感染症や自然災害が発生しても、サービスが安定的・継続的に提供されることが重要であることから、2024年からBCP（業務継続計画）策定が義務化されました。
そこで福祉学科では、BCP策定に悩む福祉施設の職員の方にとって、BCP策定にとりかかるきっかけになればと思い、この研修会を企画しました。

当日は、複数の高齢者、障害者施設の職員の方に参加いただきました。
初めに、本学が今回の研修を行う理由、BCP策定のポイントをお話ししました。
その後、参加者のみなさんに各施設のBCP策定の状況を含めた自己紹介を行っていただきました。


災害時の福祉施設がどのような状況であるかを知るために、皆さんに避難所運営ゲーム（HUG:福祉施設バージョン）を体験いただきました。


参加された皆さんからは、「カードにあった問題が実際に起こった時にどう対応できるか、今まで以上に不安を感じた」「多くの気づきを得られた」「形式だけではBCP策定の意味がないことがわかった」といった感想をいただきました。

次回の福祉施設職員向け研修会は、中嶋教授が講師となる「ストレスマネジメントとアンガーマネジメント」です。2023年9月6日（水）18時から大学にて行います。
関心のある方は、ぜひkikaku-f@heisei-u.ac.jpまでお問い合わせ・お申込みください。お待ちしています。