福祉学科は、災害時に備え避難所の実際を知ってほしいと考え、避難所運営ゲーム（HUG）を持参して、多くの中学生、高校生、地域の方に災害福祉の学びを体験いただいてきました。
今回、香川県の高校で福祉を教える先生方の研修会にお招きを受け、「災害時支援について―HUGを活用した授業づくり―」と題した講演の機会をいただきました。
広島県や岡山県、島根県で展開してきた我々のHUGも、ついに海を渡りました！



香川県で福祉を教える高校の先生方は大変熱心で、福祉学科で取組む認知症カフェを学ぶために、本学にお越しになったこともあります。
そうした熱心な先生方に、香川でも災害福祉の学びを広めていただければと思い、今回は福祉学科の4年生3名と教員１名で伺いました。





HUGが始まると「今後起きる余震のために体育館の内側すべてが通路のほうがよいのでは」「仮設シャワーを安心して使ってもらえるには」など、先生たちの議論も白熱していきます。
最後には、すべての被災者カードに目を通してもらい、さまざまな避難者が避難してきた場面を想像していただきました。
先生方はすでにHUGを購入され、いつでも授業に取入れる用意が整っていました。これからたくさんの香川の高校生がHUGを体験するのでしょうね。香川でも災害福祉の学びが広がっていくことを、我々も楽しみにしています。

（写真の掲載について許諾を得ています）

文責　岡部真智子