学科ニュース

【福祉学科】西日本豪雨逃げ遅れゼロの地区、総社市下原地区に行ってみた!

2024/07/24福祉学科

7月16日(火)、「災害ソーシャルワーク特講」において、西日本豪雨(2018年7月)逃げ遅れゼロの地区、総社市下原地区にフィールド調査に出かけました。参加者は受講生7人と教員3人、計10人。近隣の地区で多くの犠牲者が出たにもかかわらず、なぜ下原地区では逃げ遅れゼロだったのか? 災害が多発する現代の社会において何か学べることはないか? これがフィールド調査の問題意識です。

 

フィールド調査で対応してくださったのは、下原・砂古自主防災組織副本部長、総社市民生員児童委員協議会会長の川田一馬様と、本学の卒業生で総社市社会福祉協議会の劔持美典様。川田様は「命の分かれ目、最後は自助・家族力+近所力」と家族と地域の大切さ、「平時の備え、継続は力なり」と避難訓練の大切さ、「福祉と防災、根は同じ」と防災を切り口に福祉を広げる大切さを教えてくださいました。

 

劔持様は、被災翌日に中・高校生が市役所前に1,000人結集、翌々日にボランティアセンター立ち上げという異例のスピード立ち上げに日頃からの福祉教育の大切さ、「困った人を見つけた時に助ける人95%、困った時に助けてと言える人5%」、困った時に助けてと言える地域づくりの大切さを教えてくださいました。

 

受講生は、「避難訓練への参加をどのように促進しているのか?」「支援が必要な人の避難はどうしているのか?」「被災時行ったクラウドファンディングの目的や使い道は?」など、事前に準備していた質問に回答をいただきました。帰りの道中、雨で増水した川を横目に、自分たちの地区で災害が起こったら何ができるだろうと、認識を深めた調査でした。









PAGETOP