学科ニュース
【福祉学科】授業紹介 刑事司法ソーシャルワークを学ぶ!
福祉学科では高度専門科目として、ソーシャルワークの実践領域の一つである刑事司法の分野についてアクティブ・ラーニング形式で学ぶ「刑事司法福祉特講」という授業を設けています。
この授業では、新聞記事等を用いながら実際の事件を題材に、刑事司法領域における福祉的課題やソーシャルワークの実践について学びます。
授業の一環として施設参観も行い、実際に5月31日(金)に尾道刑務支所へ、7月5日(金)に岡山少年院へ参観しました。生の現場である刑務所や少年院における処遇・支援について学ぶとともに、ソーシャルワーク実践のお話を伺いました。
尾道刑務支所は、昭和60年4月に広島矯正管区内の高齢受刑者を収容する施設に指定されたことから、バリアフリーの床や廊下の手すり等を設置するなど、建物や設備に高齢受刑者への配慮が施された施設で、高齢受刑者の社会復帰が目指されています。また、岡山少年院は、支援教育課程Ⅱ(情緒障害若しくは発達障害又はこれらの疑いのある者及びこれに準じた者で処遇上の配慮を要するもの)に指定されており、障害等その特性に応じた、社会生活に適応する生活態度・対人関係を身に付けるための各種の指導が行われています。このように、刑事司法の分野と社会福祉の分野は密接に関わっています。
お忙しいところ、参観を快く引き受けてくださった尾道刑務支所及び岡山少年院の皆様、どうもありがとうございました。施設参観後は学生が調べた内容や施設参観の所感をまとめた発表を行いました。

「刑事司法福祉特講」では、刑事司法領域における福祉的課題について理解し、犯罪・非行をはじめとした社会問題について多角的視点から考察できることを目指しています。
学生は引き続き学びを深めて参ります。

また、8月17日(日)はオープンキャンパスが開催されます。
8月のオープンキャンパスでは、刑事司法ソーシャルワークを題材にした模擬授業「刑務所が最後のセーフティーネット!?」を行います。刑事司法領域におけるソーシャルワークに興味のある方だけでなく、社会問題に関心のある方、福祉の奥深さを知りたい方などのご参加もお待ちしております!
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