学科ニュース
【福祉学科】認知症の人と家族と向き合った40年間――認知症ケアの到達点をみつめる―
2024/09/13福祉学科
9月9日(月)に、福祉施設職員向け研修が実施されました。今回は、『認知症の人と家族と向き合った40年間を振り返り、認知症ケアの到達点をみつめる』というテーマで中司登志美先生にご登壇いただきました。
講義では、わが国の認知症ケアを「確立する前の時期」、「萌芽期」、「確立期」、「現到達点」、「これから」の5つの時期に分けて、認知症ケアの変遷に中司先生の職業人生を重ねながらお話しいただきました。
また、認知症カフェとの出会いや立ち上げ、開催の様子、認知症当事者からの学びを紹介していただきました。参加者に向けて、「自分や家族が認知症当事者になる。自分が専門職ではなく家族として介護者になる。自分が住む地域に認知症当事者が増えてくるので住民としての対応が求められる。だからこそ、自分ごととして考えてみましょう」と投げかけられました。認知症ケアの変遷と当事者意識の大切さを学ぶことができた、貴重な学びの時間でした。
参加者からは、「認知症の方々に、ポジティブな言葉かけを言えるようにしないとと思った」、「同居している認知症の家族が穏やかに暮らしてもらえるように学びを活かします」などの感想をいただきました。
福山平成大学福祉学科では、福祉職員向け研修をシリーズで行っています。
次回は、
10月23日(水)18:30~20:00 石田咲子先生による
「司法福祉 入門編 ~刑事司法と福祉が交わる場~」です。
職場の方々にお声かけいただき、ぜひご参加ください。
参加申し込みは、FAXまたはメールにてお願いいたします。
FAX:084-972-7771
E-mail:kikaku-f@heisei-u.ac.jp
お申し込み時には、参加者を希望する方のお名前、所属先、連絡先(メールアドレス、もしくはファックス番号)をお知らせください。