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【こども学科】採用試験合格の秘訣は?~教員採用試験合格者インタビュー Vol. 3~こども学科4年生 森平さん(川崎市・小学校)
今回は「川崎市立学校教員採用候補者選考試験」に合格し、小学校教諭として4月から川崎市で働く森平さんにインタビューしました。
( 森平佑太さん:興譲館高校出身)
教員採用試験合格おめでとうございます!今の気持ちをお聞かせください。
ありがとうございます。高校生からの夢だったので、無事に合格して安心しています。数ヶ月後には教員になっているので、さらに気を引き締めて準備をしていきます。
合格発表を知ってから,まずどなたに最初に報告されましたか?
家族に報告しました。ずっと支えてもらっていたので、良い報告ができて嬉しいです。
採用試験を受けた時の感触は,いかがでしたか?
様々な先生方のサポートもあり採用試験の準備をしていたため、比較的落ち着いて受けることができました。二次試験では十分に答えられなかった部分もありましたが、自己アピールはしっかりできたと思っています。
採用試験に向けてどのような取り組みをしましたか?
一次試験はゼミの仲間で問題集を作って解きあったり、自宅で問題集を解いたりしました。ゼミの仲間と勉強する際は問題を出す側にもなるため、どこが躓きやすいか考えたり過去の出題の傾向から予測したりしながら、様々な側面から採用試験の対策をすることができたと思っています。
二次試験ではこども学科の先生方やゼミの仲間と面接や場面指導の練習をしました。また、ゼミの先生の教え子である小学校の先生方にも場面指導の練習に協力してくださり、たくさんの方々にサポートしていただきました。
ここまで大変なことも多かったと思いますが,どのように乗り越えましたか?
ここまで振り返って一番大変だったのは、教育実習ではないかと思います。覚悟はしていたものの、実際に現場に出てみて、さまざまな大変さを知りました。ただ、教育実習に挑むまでに、既に小学校や放課後学習支援のボランティア、塾や学童保育のアルバイトなど、様々な環境で子ども達と関わる経験をさせていただいており、様々な側面から子どもを見取り、大学での学びと関連づけながら勉強していたので、そこでの学びを生かし乗り越えることができたと思います。
また、私と同じように教員を目指す友達がいるので、悩みを相談したり助け合ったりしながら頑張ることができたと思っています。
採用試験に向けてこども学科のサポートはいかがでしたか?
こども学科の先生はとても話しやすく、教員採用試験においても手厚いサポートがあり、合格することができたと思っています。また、私たちの将来を見据えたきめ細かな指導もしてくださりました。ここで学んだことを現場で生かすことができるようにします。
こども学科で小学校教員を目指す中で,印象に残っているエピソードなどあれば教えてください。
こども学科には、実際にこどもたちと交流するイベントがあり、ゼミの仲間たちとどうやったら子どもたちが楽しめるか、試行錯誤しながらイベントの企画を考えたりしたり、実際に交流して子どもたちとの時間を作ったりしたことがすごく思い出として残っています。
また、授業で、自分が普段なかなか進んでしない自己表現活動に、劇や人前で歌を歌うことを通して、取り組む機会を作ってもらえたので、表現力を高めることができたと感じています。
これからどんな先生になりたいですか?
子どもの声に耳を傾け、一緒に学びながら、子どもが「学びたい!」と思えるような環境を作ることができる教員になりたいです。子どもにとってよりよい学びができるよう、自分自身も勉強する中で、新しい取り組みや考え方を取り入れ、様々な「チャレンジ」をしていきたいと思います。
最後に小学校教員を目指す高校生,こども学科の後輩へ向けてアドバイスをお願いします。
私が高校二年生の時、小学校の教員になるという夢は漠然としたものでしたが、大学で教員を目指す中でたくさんの学びを得ることができ、私の目指す教員像が確立していきました。それまでの学びには固定観念を覆すものもあり、教員という仕事の難しさや奥深さ、面白さを感じました。教員となった後も新たな発見ばかりだと思います。
みなさんも教員を目指して大学内外で学び、様々な刺激を受ける度に自分の目指す教員像と子ども達の姿をイメージしてほしいと思います。
森平さん、改めて合格おめでとうございます!
夢を叶えるための努力を惜しまず、ストイックに頑張ってきた森平さん、こども学科教員一同これからも応援しています!素敵な先生になってくださいね。
(森平さんが寄贈してくれた理科室のめだかたちと)