学科ニュース

先日、(株) 備後板金 小林 崇 (こばやし たかし) 常様を講師にお迎えし，2024年度 中小企業研究 経営者講義 (第2回) を開催しました。
　

創業期，転換期を経て現在に至る同社の事業の多角化展開の歴史，展開事業内容についての紹介に始まり，自動車関連業界が抱える課題についての解説を受けました。
講義内容は，自動車関連業界の”いまとこれから”を実務者目線にたち述べられたもので，同業界に不案内な受講生を意識した興味深くモノだったと考えます。
具体的には，自動車業界(ディーラー系企業を除く)の知名度の低さ，特に，業務内容が知られていないことから来る若年層(新卒者)の応募，就業率が上がらない状況にある同業界の抱える課題について述べられる一方で，中小企業へ就業することの魅力(経営層，消費者との距離感など)についてもご自身の体験，同社の求める人材像を例に上げて示されました。
述べられた課題は，同業界に限らず他業種の中小企業にも当てはまる課題でもあり，受講生の中小企業を”研究する”ことへの意識付けの一助になったと考えています。

＜参考＞
株式会社 備後板金(備後グループ) https://www.bingobankin.jp/
　1973年創業。福山市内5ヶ所 自動車関連7事業(自動車貿易事業を含む)，海外事業(日本語教育及び国内企業への人材斡旋等)を展開。広島県中小企業家同友会 会員。

一般社団法人 広島県中小企業家同友会 https://www.hiroshima.doyu.jp/
1973年設立。9支部，約3,000名の会員数をもつ経営者間の意見・情報交換，勉強を目的とした組織。 (活動目的) ・良い会社を作ろう ・良い経営者になろう
(経営者の器以上には会社) ・良い労働環境を作ろう