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【福祉学科】さくらサイエンス 6日目 ICT機器の最終講義とICT機器が導入された施設の見学を行いました

2024/11/22福祉学科

1115日、プログラムの最終日を迎えました。

この日は、昨日に続き、ICT機器を用いた講義と演習‐ノーリフティングケア、移動・移乗の介護機器体験を行いました。

はじめに、講師の大塚先生からノーリフティングケアが求められる理由や方法についてお話がありました。


講義の後は2つのグループに分かれて演習です。

身体全体をシートで覆い、ベッドから車いすに移動するリフトには、PSUの学生・先生が全員体験しました。

移動・移乗介護の方法をすでに身につけた日本人の4年生学生が、リフトの操作を行いました。


ベッドの上で寝ている方を上下・左右に楽に動かせるよう、滑りやすいシートを体の下に敷きます。シートがある場合、ない場合で負担がどのくらい違うのか、実際にやってみながら理解しました。

この日はNHK広島の取材もあり、昼のニュースと夕方のお好みワイド広島で、この取り組みを放送していただきました。



その後、修了式を行い、学長から一人ひとりに修了証書が授与されました。



午後からは、東広島市にあるSPROUTデイサービスゆずっこSHITAMI(以下、ゆずっこ)とグループホームみそのっこ・看多機ホームみそのっこ(以下、みそのっこ)を訪問しました。

ゆずっこは地域密着型通所介護、自立支援特化型のデイサービスです。通常のデイサービスのような食事や入浴、レクリエーションのサービスの提供はなく、身体の機能を高めることに特化した施設です。
2㎞歩けるようになったら卒業することを目標に、腕や足の機能を高める訓練を行います。7種類ものマシンがあり、要介護度4の方も利用していると伺いました。






みそのっこでは、見守りカメラやセンサーが導入されていました。カメラは利用者の部屋の隅に本人の許可を得て設置しています。職員は部屋の外からでも、タブレットでカメラの映像を見ることができ、本人の様子がわかります。

また、ベットマットの下には呼吸数や脈拍体動を感知するセンサーもおかれ、脈拍や呼吸数を把握することで、利用者の眠りの深さがわかるようになっています。

複数のICT機器を組み合わせることで、利用者の方が安全に暮らせるよう、工夫されていました。




建物のつくりも大変お洒落で、職員が利用者の方と一緒に食事の支度をするそうです。

お料理好きのナン先生もキッチンに入りました。そして職員の方と一緒にパチリ。



みそのっこは高齢者のケア施設だけではなく、同じ敷地に学生シェアハウスもあり、現在8名の大学生が入居しているそうです。

朝や夕方にアルバイトを一定時間行うことで、家賃が無料になり、アルバイトに入った時の朝食や夕食も無料になるそうで、PSUの学生も日本人学生も「自分もここで暮らしたい!!」と話していました。

日本でも先駆的な取組みをしている施設を見学することができました。


施設の見学を終え、博多のホテルに向かいます。この日は博多のホテルに宿泊し、明日の朝、福岡空港から出発します。










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