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【福祉学科】地域包括ケアシステム発祥の地、公立みつぎ総合病院に行ってきました!

2024/12/10福祉学科

福祉学科では、地域課題の解決を目的に高度専門科目を開講しています。今回は高度専門科目の1つ、「医療・福祉マネジメント特講」において公立みつぎ総合病院へ見学と聞き取りに行ってきました。



「地域包括ケアシステム」という言葉が介護保険法に登場したのは2005年。公立みつぎ総合病院はそれより30年も前にシステム構築に向けた取り組みを開始し、地域包括ケアシステム発祥の地として知られています。病院が取り組みを始めたきっかけは「寝たきりゼロ作戦」でした。1980年当時、御調町の在宅高齢者に占める寝たきり高齢者の割合は3.8%と高かったのです。しかし、取り組みの結果、割合は約1/3に減少、現在も1.3%程度を維持しています。

聞き取りでは、地域包括ケアシステムについて、なぜ医療と福祉を連携させる必要があるのか、医療と福祉を連携させるための工夫、現在の課題は何か、など受講生からの質問は続きました。そして、とくに地域包括ケアシステムの取り組みをどのように評価するのかという質問にソーシャルワーカーの方は「退所、退院がその人たちの意に沿っているかどうか」と回答してくださいました。御調町には人のためにシステムを機能させるという支援の理念が息づいていることを学びました。地域包括ケアシステムの構築が自治体の課題となる中、ソーシャルワーカーは何をすべきかを考える機会となりました。










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