学科ニュース

【福祉学科】福山北特別支援学校「介護助手」の体験学習(2回目)

2025/03/17福祉学科

福祉学科の地域貢献に関する取り組みについて、紹介いたします。

昨年、12月13日(金)に、広島県立福山北特別支援学校高等部1年の生徒と先生が本学にお越しになりました。目的は介護助手の仕事の体験学習で、今回は2回目になります。

人手不足が顕著な介護福祉分野では、介護業務を専門職が担う「直接介護」と資格がない人もできる「間接介護」に整理して、間接介護は高齢者や障がい者に参加してもらおうという動きがあります。その「間接介護」を行う介護助手の仕事を福山北特別支援学校では、生徒さん達の卒業後の進路として考えられています。
福祉学科介護福祉専攻の教員が講義と演習の授業を実施し、4年の学生達がデモンストレーションおよびサポートをしました。

講義は、介護助手の仕事内容とベッドメイキングでのシーツ交換のポイントについて説明しました。演習は、実際に敷いているシーツをとる、新しいシーツを広げる、四隅を三角コーナーに折りたたむ実技を4年の学生たちのサポートの元で実践しました。三角コーナーのつくり方は何度も練習しましたが、とても大変だったと思います。シーツにしわがあると、寝心地の悪さや褥瘡の原因にもなります。4年の学生たちのサポートを受けながら一生懸命にしわをつくらないように取り組む姿は、見ていてとても素晴らしかったです。

介護助手は、福祉分野では大変関心のあるテーマです。今回は、福山市介護保険課、福山市社会福祉協議会、市内の特別養護老人ホームから見学がありました。サポートの学生とは顔見知りになっており、「ひさしぶり」「元気だった?」と学生と生徒さん達の和やかな交流の時間もありました。

来年度の実施については検討中ですが、介護に関わろうとする生徒さん達のお役に立てるように努めていこうと思います。





(写真は、校長先生から使用許可をいただきました)









撮影・報告:大塚和美
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