学科ニュース
【経営学科】第2回オープンキャンパスが行われました!その1
今年度第2回目のオープンキャンパスが7月20日(日)に行われました。
3連休中日の暑い日にもかかわらず、経営学科には本当にたくさんの方々が来てくださいました。

まず小川学部長から、「経営」の意味を「良いことを、うまくやっていくこと」と広く捉えた上で教育研究を行う意気込みのお話がありました。
そして、備後をはじめとして地域の将来に貢献できる卒業生を輩出することを目指す地域密着型のビジョンについて話がありました。
続いて堀越学科長から、地元企業様等と連携した本学科のアクティヴラーニングを取り入れた実践的教育の特徴と、経営学と経済学の違いについて話がありました。
次に本学科学生スタッフから、大学生活の紹介と高校生の皆さんに向けたアドバイスを含むプレゼンテーションがありました。
発表してくれた3名の学生さんは、学修面、課外活動面の話にとどまらず大学外での活動まで幅広く紹介してくれました。
大学生活とはどのようなものかが高校生の皆さんに良く伝わる発表だったのではないでしょうか。
それから、模擬授業に入りました。今回は、組織の目的達成と、その構成員である個々人の満足が一致しないことが多い中、両者の両立を模索する講義でした。
その土台には、学科長が最初の挨拶でお話しした「組織は人を幸せにするべきだ」というドラッカーの考えがあったのではないでしょうか。
中でも興味深かったのは、コミュニケーションに関するアクティヴラーニングです。
個人の自由意志と組織(集団)としての制約が相反することが多い中、大事なのは組織を構成する人達のコミュニケーションです。実はコミュニケーションでは言葉によるそれより、非言語的コミュニケーションの方が大きな影響を持つという説明があった後、非言語的コミュニケーションについて自分で調べ、まとめるというアクティヴラーニング的活動を行いました。
さらに、言葉には出ずとも否定的なニュアンスが伝わる非言語的コミュニケーションの実演が、学生スタッフと講師の寸劇を通じて行われました。
参加した見学者の皆さんも、サポート役、実践役に回った学生スタッフの皆さんも、アクティヴラーニングを手探りで行っていました。
このように、大学での学びは、決められた答えに沿って講師が受講者を導く形式以外に、受講者が手探りで主体的に動かなければならないものが少なくありません。
確かにうまくいかなかったり、はっきりした正解がなくてもどかしい思いもするかも知れません。
しかし、そうした主体的な営みの継続こそが、真に血肉となる深い知識へとつながってゆくのです。

その2に続きます。
