学科ニュース
【経営学科】授業を紹介します本田先生
連載形式で、経営学科に所属する先生や授業を紹介していきます。
今回は、本田先生です。
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私の担当する「ビジネス英語」では、TOEIC形式の教科書を用い、ビジネスを中心としつつ幅広く日常で使われる英語を学んで頂いています。
TOEICというと、リスニングパート最難関の長文アナウンス問題Part4やリーディングパート最難関の長文読解問題Part7を思い浮かべ、その難しいイメージから躊躇してしまう方も多いかも知れません。
勿論、最終的にはそのような難しい問題にも立ち向かえる力を身につけて頂きたいとも思いますが、千里の道も一歩からです。遠くを見過ぎて足がすくんで歩き出せないよりは、一歩でも二歩でも良いので、とにかく歩き出せてもらえたら。
そのような気持ちから、基礎力があればある程度解けるようになる、リスニングパートのPart2やリーディングパートのPart5に重点を置いて皆さんと勉強しています。
とは申しても、TOEICの中では比較的基礎的な上記のパートでも、難しいと感じる人には相当難しいのも事実です。TOEIC形式の問題で正答出来ないと意味がない、という考えでは、本講義を受講するのが嫌になってしまう人もいるでしょう。そこで、正解するに至らなくても、問題に出てくる重要かつ基礎的な単語を覚えたり、聴き取ることが出来たりしたら、その意義を十分認め、よく出来た、よくやってくれた、と伝えるよう意識して授業を行っています。
実際、外国語の単語一つ覚えるのも簡単なことではありませんし、英語を学ぶのにはどうしても修行の側面はあります。
しかし、修行が苦行になって嫌になってやめてしまうのでは勿体ない。
それよりは、遊び感覚で学習を続けた方が良いに決まっています(というより、楽しく学べるのが一番良いに決まっています)。
そうした際に意識するのが、皆さん世代の若者は、私なんかがびっくりするようなカタカナ英語を知っていることです。
たとえば、「halo」(ヘイロー。聖人の背景にさす後光)などという、宗教美術の専門書でも読んでいないとなかなかお目にかからない単語を、少なからぬ学生さんが知っていることをたまたま知り、ひどく驚いたことがあります(何かのゲームに出てくるのだそうです)。
このように、ゲーム、漫画、アニメ、その他の媒体を通じて、今の若い人達はかつてないほどカタカナ英語を知っているように思います。
それをきっかけに正しい英語を学んでもらえれば、英語が嫌いな人達にも無理なく英語を学んでもらえるのではないか、と思っています。
たとえば下の写真では「confuse」という基礎的重要単語について、「conは一緒にという意味。fuseと言えば、バトル漫画とかでフュージョンする、合体する、とか、よく言うでしょう。
だからconfuseとは、一緒に融け合う、区別がつかなくなる、分からなくなる、というイメージから、混乱させる、という意味になる、くらいのノリで覚えればいいんですよ」というようなお話をしています。
