学科ニュース
【福祉学科】高校生と命について考える時間― 御幸祭での高大連携講座を実施 ―
10月18日(土)、福山平成大学の御幸祭にて、福祉健康学部福祉学科による高大連携プログラムを実施しました。
「あなたにできる“いのち”の守り方 〜医療・福祉の視点から〜」をテーマに、高校生と福祉学科・奥田亜矢先生と奥田ゼミの大学生が、「命を守るとは何か」を一緒に考える講義を行いました。
■ 「もし、大切な人が…」から始まる対話
「これまで“死”について考えたことがありますか?」「延命治療に同意しますか?」といった問いかけから講義がスタート。高校生たちは自分や大切な人の“もしも”を想像しながら、命の重さについて真剣に向き合いました。
■ 命を守るための“小さな行動”
日々の生活の中で実践できる、命を守るための以下の行動を学びました。
・食事のタイミングや睡眠の見直し
・友人のささいな変化やSNSでの様子に気づき、声をかけることも命を守る一歩
・事故や災害時の基本行動、感染予防の対策
こうした行動が、誰かの命を守る一歩になります。
■ 模擬体験
災害や事故発生時における安全確保の基本行動や、119番通報の模擬体験も実施。
教員が消防職員役、大学生が通報者となり、実践的なやり取りに高校生も真剣に耳を傾けていました。また、手洗い・消毒・マスクの着用方法など、感染症対策についても確認しました。
■ 「命への手紙」と振り返り
講義の終盤では、「命を守るために大切にしたいこと」をテーマに、「未来の自分」や「大切な人」へ宛てた手紙を書く時間を設けました。その後のディスカッションでは、感想や気づきを共有し、「心に残る学びになった」との声も聞かれました。
■ 最後に
今回の講義では、「災害への備え」「感染対策」「ちょっとした心の変化にも目を向けて」「相談する勇気」など、誰にでもできる“小さな行動”の大切さを伝えました。
高校生一人ひとりが、“命を大切にする人”になるきっかけとなったことと思います。
奥田ゼミ生の皆さんも、ご協力ありがとうございました。

講義担当した奥田先生と奥田ゼミの学生
