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【福祉学科】 【地域連携活動】 栗生地区にてフレイル研修を実施しました!

2025/12/19福祉学科

【地域連携活動】 栗生地区にてフレイル研修を実施しました!

2025年1213日(土)、栗生地区にあるクリトピア栗生(栗生公民館)多目的ホールにて、地域住民の皆さまを対象としたフレイル研修を実施しました。

本研修は、地域における高齢化の進行を踏まえ、フレイルの正しい理解と予防意識の向上を目的として開催したものです。当日は、福祉学科教員・奥田亜矢を中心に、学生5名(山岡、塚原、木村、直井、伊藤)が協力し、講話および実践的な内容を交えながら、わかりやすい説明を行いました。

 

研修の概要

  • 日時20251213日(土)10001130
  • 内容
     ・フレイルの基礎知識と予防の考え方
     ・栗生地区の人口構成と地域特性、今後の課題
     ・老年症候群の理解
     ・食事やBMIを含めた栄養面からのフレイル予防
     ・フレイル予防を目的とした運動
     ・質疑応答

 


講話だけでなく、日常生活に取り入れやすい具体例を示すことで、参加者が自らの生活を振り返りながら学べる内容としました。

 

栗生地区における高齢者を取り巻く現状と課題

栗生地区の高齢化率は40.1%と非常に高く、市内でも特に高齢化が進行している地域です。今後は、高齢者の生活支援や見守り、医療・介護ニーズのさらなる増加が見込まれています。

また、若年人口の減少による地域の担い手不足も大きな課題として挙げられます。一方で、小規模な地域であることから、住民同士の顔が見える関係づくりがしやすく、地域包括ケアの推進に取り組みやすいという強みも有しています。

本研修では、こうした地域特性を踏まえながら、フレイル予防を「個人の努力」にとどめず、地域全体で支える視点の重要性についても共有しました。

 

地域と学びをつなぐ実践の場として

今回の研修は、地域住民の健康づくりを支援すると同時に、学生にとっても地域福祉を実践的に学ぶ貴重な機会となりました。

 

受講者からは、
「先生や学生さんの説明がとても分かりやすかった」
「これまで参加した研修の中で、最も理解しやすかった」
「今日から生活の中で意識して取り組みたい」
 
といった感想が寄せられました。

 

今後も本学では、地域と連携した教育・研究活動を通して、健康で安心して暮らし続けられる地域づくりに貢献してまいります。

 

 

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