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【福祉学科】『認知症の理解 第3版』(中央法規出版)刊行

2026/02/27福祉学科
 
 中央法規出版から、『最新介護福祉士養成講座13 認知症の理解』第3版が、2026年2月1日に出版されました。この刊は2019年の初版から山口晴保先生、宮島渡先生と私 中司登志美が編集委員、執筆者として関わってきたテキストです。このシリーズは、全国の介護福祉士を養成する高校、専門学校、短大、大学で広く使用されています。
 今回の2回目の改訂は、2024年1月から施行されている「認知症基本法」と同年12月に閣議決定された「認知症施策推進基本計画」を基に、「新しい認知症観」を介護福祉職に啓発することを大きな目的にしています。そのため、ぜひ現職の介護福祉職にも手に取っていただきたい書籍となっています。

 

 私は本学に2006年4月に着任して、今年度で20年勤務したことになりますが、本年3月をもって定年退職いたします。この本の出版が本学においての最後の仕事となります。

 この20年間を振り返ってみますと、認知症に関する研究と実践に努力しましたが、行政や地域の皆様に大きく支えられた日々だったと感じています。
 着任後すぐに介護福祉士の養成を始めるための「介護福祉士養成施設」の立ち上げに関わり、2008年度に1期生を迎えました。18年間大学での介護福祉士養成に関わって参りましたが、近隣の高齢者施設・事業所の皆様には積極的に「介護実習」を受け入れていただき、教員集団といっしょに多くの学生を育てていただきました。大変お世話になりました。
 新市町の福祉・医療関係者の皆様とは、2014年に福山市最初の認知症カフェ「ガーデンカフェ」の立ち上げにご協力いただき、運営は私と私のゼミ生と一緒に進めていただきました。2023年に代表から身を引きましたが、現在は新市福祉会、社会医療法人社団陽正会の皆様が引き継いで、「認知症になっても住み続けることができる新市町」を実現するために実践を続けてくださっています。
 御幸町の皆様とは、2016年に「平大認知症カフェ連絡協議会」を結成し、認知症カフェみゆきよりみちかふぇを始めました。この10年間は本学の学生もスタッフとして参加し、皆さまに育てていただいております。引き続きよろしくお願い致します。
 福山市では、2006年から社会福祉審議会の委員の仕事をさせていただき、2016年~2019年は委員長の重責を任せていただきました。また、福山市地域包括ケアシステム推進会議委員や福山市認知症支援推進会議座長の役目を長年経験させていただきました。行政の皆様、委員の皆様と市民のために働く責務を意識して自分なりに一生懸命勉強したつもりでいますが、力及ばず申し訳ありません。皆さま大変お世話になりました。
 福山市と近郊の市町にはお世話になった方々がたくさんいらっしゃいます。本来ならお一人お一人をお訪ねしてお礼やお別れを伝えるべきところですが、無礼をお許しください。
 皆々様のご健勝とご発展を祈念しております。
                                                        福祉学科 中司 登志美
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