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【福祉学科】福祉健康科学入門 授業レポート~“支える”って何だろう?タイの介護から見えた新しい視点~
2026/05/23福祉学科
言葉が通じなくても、人は支え合えるのか?~タイの介護から学ぶ “人を支える力”~福祉健康科学入門の第4回授業では、ゲスト講師としてタイと日本をつなぐ活動をされている鳥内ミナさんをお迎えし、タイ北部チェンライにある高齢者施設「ひだまりホーム」での実践を通して、“人を支えるとは何か”を考える時間となりました。
今回のテーマは 「言葉が通じなくても支えられる?」
土橋さんという日本人の施設経営者は、タイ語がほとんど話せません。それでも、利用者さんが土橋さんの姿を見て自然と掃除を手伝い始めたというエピソードが紹介され、学生たちは「支え合いは言葉だけではない」という気づきを得ていました。
■ タイと日本、介護の価値観の違い
授業では、タイの介護が「家族・地域で支える文化」を基盤にしていること、日本は「制度と専門職による支援」が中心であることが比較されました。
どちらが優れているかではなく、“支え方の形が違う” という視点が学生にとって新鮮だったようです。
■ 学生たちの学び
提出された感想からは、次のような学びが多く見られました。
・言葉が通じなくても、表情やしぐさ、行動で支え合えることを実感した。
・タイと日本の価値観の違いから、介護の多様なあり方に気づいた。
・家族・地域で支える文化を実際に見てみたい、現地の雰囲気を感じたい。
・支えるとは、身体介助だけでなく“寄り添う姿勢”そのものだと理解した。
学生の多くが、タイの介護現場を訪れたら「人と人の距離感」「地域の支え合い」「言葉を超えたコミュニケーション」を見てみたいと書いており、学びが進路や将来像を考えるきっかけにもつながっていました。
今回の授業は、福祉を学ぶうえで欠かせない「価値観の違いを理解すること」「人を支えるとは何かを問い直すこと」を深く考える時間となりました。
学生たちがこれからどのように学びを広げていくのか、とても楽しみです。

