学科ニュース
【経営学科】教員の紹介岩本隆志 教授
今回は、岩本隆志先生の授業や先生の研究の紹介をします。
岩本隆志先生については、以前のニュースをご覧ください。
経営学演習(ゼミ)
ゲームの課金や推し活、韓国コスメの人気の理由など、身近に感じるテーマを研究しています。Z世代の「つい買っちゃう」消費のひみつや、SNSのマーケティングについてもデータ分析をしています。
地域の魅力を引き出すプロジェクトでは、なんと牡蠣の殻をチョークにする研究や、行動経済学やデータ分析を使って、社会やビジネスのナゾに楽しく迫ります。
「好き」を研究にできるゼミ、のぞいてみませんか?

授業について
データサイエンス応用
「データサイエンス応用」ってどんな授業?
この授業では、インターネット上にあるデータを自分で集めて分析する力を、実際のプログラミング体験を通して身につけます。
ニュース記事や天気情報などを自動で集める“スクレイピング”や、国や自治体が公開している“オープンデータ”を活用して、現実の課題にどう活かせるかを考えます。
先生はIT企業で23年間システム開発に携わってきた実務経験者。社会で本当に役立つデータ活用力を、わかりやすく楽しく学べる授業です。
パソコンを使いながら、データサイエンスの面白さと実用性を体験してみませんか?
データサイエンス応用 授業の様子
データサイエンス入門
「データサイエンス入門」ってどんな授業?
この授業では、ニュースやSNSでも話題の「データサイエンス」について、基礎からやさしく学びます。
Pythonというプログラミング言語を使って、実際に自分でコードを書きながら、データを活用する力を身につけていきます。
また、福山市のデータをもとにグループで分析し、最後は発表まで行います。身近な地域の課題をデータから読み解く経験は、きっと将来にも役立ちます!
先生はIT業界で23年働いたプロ。初めての人でも安心して学べるよう、わかりやすく丁寧に教えてくれます。


データサイエンス入門 授業の様子
学会賞
2020年 11月 一般社団法人グローバル都市経営学会第1回全国大会電子ジャーナル大賞受賞
リンク2023年2月25日 全国発表大会 開催 – 一般社団法人グローバル都市経営学会
2023年 2月 一般社団法人グローバル都市経営学会第3回全国大会優秀発表賞受賞
2024年 1月 一般社団法人グローバル都市経営学会第4回全国大会優秀発表賞受賞(共同受賞)
著書
1.地域マネジメント草書 共著 令和元年10月 大学教育出版,ISBNコード:9784866920429
“地域産業の発展と地域づくりの実践課題の解決を通じた教育のためのテキストであるとともに,行政・企業・市民による地域の見直しと地域づくりの実践をもとに地域貢献と全国へも実践を提起する.
編者:白井 信雄、中村 聡志、松尾 純廣、澤 俊晴、岩本隆志、小林伸行、建井順子
A4判、総貢数163、担当部分pp.17 – pp . 19(3貢)
2.グローバル都市経営学会ハンドブック1 共著 令和4年7月 ふくろう出版,ISBNコード:978-4-86186-861-0 C3034
“令和3年12月に開催されたグローバル都市経営学会第2回全国大会での発表論文をもとに,大会での議論や発展を取り入れたものである.
監修:田村進一、編者:近勝彦、編者:阪西洋一、編者:辰巳泰我、河野一隆、岩谷武烈、廣見剛利、金野和弘、岩本隆志、島浩二、林恒弘、鈴木康弘、増本貴士、高田直也、伊達宗弘、中村芳信、吉田誠二郎
A4判、総貢数186、担当部分「「文系大学生にベイズ推定をいかに説明するか」についての一考察」pp.91 – pp . 95(5貢)“
3.グローバル都市経営学会ハンドブック2 共著 令和5年9月 ふくろう出版,ISBNコード:978-4-86186-890-0
“令和5年2月に開催されたグローバル都市経営学会第3回全国大会での発表論文をもとに,大会での議論や発展を取り入れたものである.
監修:田村進一、編著:近勝彦・阪西洋一・辰巳泰我・鈴木康宏・増本貴士・林浩一・但馬智子、岩本隆志、他16名
A4判、総貢数285、担当部分「SIRモデルとWatts-Strogatzモデルを組み合わせた噂の伝わり方に関する研究」pp.130 – pp . 140(11貢)“
4.グローバル都市経営学会ハンドブック3 共著 令和6年11月 ふくろう出版,ISBNコード:978-4-86186-925-9
“令和5年2月に開催されたグローバル都市経営学会第3回全国大会での発表論文をもとに,大会での議論や発展を取り入れたものである.
監修:田村進一、編著:近勝彦・阪西洋一・辰巳泰我・鈴木康宏・増本貴士・林浩一・但馬智子、岩本隆志、他16名
A4判、総貢数285、担当部分「SIRモデルとWatts-Strogatzモデルを組み合わせた噂の伝わり方に関する研究」pp.130 – pp . 140(11貢)“

研究
大学でデータサイエンスを教えながら、「社会の課題をどうデータで解決するか」を研究しています。
たとえば、Instagramで「いいね!」が広がるしくみを分析したり、外国人観光客をどう玉野市に誘導するかを考えたりしています。
また、福祉と農業をつなぐ取り組みや、企業で使われているクラウド技術(AWS)の最適な使い方も、データをもとに研究中。
これらの研究はすべて「地域活性に立つため」に行っています。社会をよくするヒントはデータの中にあります。
・オーバーツーリズム対策
直島に来た観光客をアートや自然の魅力あふれる玉野市へ誘導する研究を行っています。行動経済学とAIによる分析を組み合わせて、楽しく自然に行きたくなる情報をデザインしています。「空いている時間帯」や「SNS映えスポット」などを伝えることで、混雑を避けながら地域全体を楽しめる工夫をしています。観光×AI×心理学で、地域をもっと元気にする未来のアイデアです!
農業と福祉を組み合わせて、障がいのある方の働く場を増やす「農福連携」に取り組んでいます。農家が立ち上げた福祉施設では、いちご栽培を中心に障がい者の雇用を行っていますが、農閑期には収入が減り、雇用の継続が難しくなります。そこで大学の研究者たちが協力し、いちごを使ったお菓子を開発し、販売の道を探る支援を行いました。試作品は高く評価され、農福連携の可能性が広がりました。このような取り組みは、地域のつながりを大切にしながら、誰もが働きがいを感じられる社会づくりにつながっています。

・課題発見解決型データサイエンス教育
・クラウド最適化
・SNSマーケティング
以上です。
興味を持った人はぜひ先生を訪ねてください!
